血液,尿,髄液,便,その他の体液(例,胃酸)を検体とする場合の基準値(範囲)と,よく用いられる検査パネルを示した。(注:以下の表で示す基準値はガイドラインとしてのみ使用すること。)基準値は,検体が収集された健常者集団の人口統計学的特性や,検体の分析に用いられた具体的な方法や機器など,いくつかの因子に基づいて変動する。米国病理医協会(College of American Pathologists:CAP)の認定を受けた検査施設には,施設独自の基準値の設定および/または妥当性検証を少なくとも年1回の頻度で行うことが求められる。したがって,いかなる検査結果も,その検査を行った検査施設の基準値に基づいて解釈すべきであり,検査施設は検査結果とともにそれらの基準値を提示するのが一般的である。