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外傷後虹彩毛様体炎

(外傷性前部ぶどう膜炎;外傷性虹彩炎)

執筆者:

Ann P. Murchison

, MD, MPH, Wills Eye Hospital

レビュー/改訂 2020年 9月
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外傷後虹彩毛様体炎は,ぶどう膜および虹彩の炎症反応であり,典型的には眼の鈍的外傷の受傷後3日以内に発症する。

外傷後虹彩毛様体炎の症状としては,流涙,眼の拍動痛および充血,羞明,霧視などがある。瞳孔の散大がみられることがある。診断は病歴,症状,および 細隙灯顕微鏡検査 細隙灯顕微鏡検査 眼は,標準的な検眼鏡を含む基本的な機器を用いて診察することができるが,精密な診察では特別な機器および眼科医による評価が必要となる。 病歴には,現在の症状の部位,発症の速さ,および持続時間に加え,以前の眼症状の既往;疼痛,眼脂,または充血の有無および性状;ならびに視力の変化を含める。視力障害と眼痛以外に懸念すべき症状としては,光視症,おびただしい飛蚊症(ともに 網膜剥離の症状である可能性がある),複視,周辺視野欠損などがある。... さらに読む により下され,典型例では前房のフレア(炎症性滲出液により房水中のタンパク質濃度が上昇することによる)および白血球を認める。外傷後虹彩毛様体炎の治療では,調節麻痺薬(通常,スコポラミン0.25%,1日3回またはホマトロピン5%,1日3回)およびコルチコステロイドの外用薬(例,酢酸プレドニゾロン1%,1日4~8回)などが用いられる。

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