角膜軟化症

(乾性角膜炎;眼球乾燥症)

執筆者:Melvin I. Roat, MD, FACS, Sidney Kimmel Medical College at Thomas Jefferson University
レビュー/改訂 2020年 5月
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    角膜軟化症は栄養欠乏が原因の角膜変性である。

    角膜軟化症は,典型的にはタンパク質カロリーの低栄養状態にある患者で,ビタミンA欠乏症により生じる。混濁し,乾燥した角膜を特徴とする。二次感染に伴う角膜潰瘍が一般的である。涙腺および結膜も侵される。

    涙液欠乏により眼が極度に乾燥し,泡状の斑点が耳側および,しばしば鼻側眼球結膜上に現れる(ビトー斑)。夜盲症を生じることもある。

    ビトー斑
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    この画像には,結膜上に泡のように見える不連続な領域(ビトー斑,円で囲まれた部分)が写っている。
    © Springer Science+Business Media

    特異的治療法など,より詳細な情報については,ビタミンA欠乏症を参照のこと。

    角膜疾患に関する序論も参照のこと。)

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