毛細血管奇形は,生下時から存在し,ピンク色,紅色,または紫色の平坦な病変として認められる。
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ポートワイン血管腫(または火焔状母斑)は,赤色調から紫色の平坦な病変であり,全身のあらゆる部位に出現しうる(1)。病変は時間とともに色が濃くなり,より触知しやすくなるが(しばしば中年後期までにかなりの過形成となる),側方へは患者の成長に比例する分のみ増大する。三叉神経領域のポートワイン血管腫は,スタージ-ウェーバー症候群の部分症状である場合がある(この症候群では,下床の髄膜および大脳皮質に同様の血管性病変が出現し,痙攣発作や緑内障など様々な神経および眼症状を伴う)。
総論の参考文献
1.Escobar K, Pandher K, Jahnke MN: Capillary malformations.Dermatol Clin 40(4):425-433, 2022.doi: 10.1016/j.det.2022.06.005
毛細血管奇形の診断
毛細血管奇形の診断は臨床的に行う。所見によっては,関連する症候群(例,スタージ-ウェーバー症候群)を診断するための画像検査が適応となる場合がある。
毛細血管奇形の治療
血管レーザー治療または美容クリーム
血管用のレーザーで治療すれば,多くの例で非常に優れた結果が得られ,出生後可及的速やかに治療すれば特に良好な結果が得られる(1)。患者の皮膚色に合うように調製した不透明の美容クリームで病変を隠すことも可能である。
治療に関する参考文献
1.DeHart AN, Richter GT: Laser treatment of vascular anomalies.Dermatol Clin 40(4):481-487, 2022.doi: 10.1016/j.det.2022.06.002



