オリゲラ(Oligella)感染症

執筆者:Larry M. Bush, MD, FACP, Charles E. Schmidt College of Medicine, Florida Atlantic University;
Maria T. Vazquez-Pertejo, MD, FACP, Wellington Regional Medical Center
Reviewed ByBrenda L. Tesini, MD, University of Rochester School of Medicine and Dentistry
レビュー/改訂 修正済み 2024年 7月
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Oligella属細菌は,主に泌尿生殖器の感染症を引き起こすグラム陰性菌である。診断は培養による。治療は大半の感染症でβ-ラクタム系抗菌薬による。

Oligella属にはOligella urethralisOligella ureolyticaの2菌種がある。

O. urethralisは,泌尿生殖器の共生菌であり,その臨床分離株の大半は尿(大半が男性)に由来する。症候性の感染はまれであるが,菌血症,淋菌性関節炎に類似する化膿性関節炎,および腹膜炎が長期の腹膜透析を必要とする患者で報告されている。

O. ureolyticaもまた,主として尿中に検出され,通常は長期の尿道カテーテルやその他の導尿システムが留置された患者に由来する。これらの患者では尿路結石が生じやすい傾向があるが,これは,この細菌が尿素を加水分解して尿をアルカリ化させる結果,リン酸塩が析出するためである可能性がある。

Oligella感染症の診断は培養による。

これらの細菌が分離されることはまれであるため,薬剤感受性のデータは限られているものの,大半の菌株はβ-ラクタム系抗菌薬に感受性を示す。しかしながら,β-ラクタマーゼ産生株とシプロフロキサシン耐性株が同定されている。

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