(足および足関節の疾患の概要 足および足関節の疾患の概要 大部分の足の問題は,解剖学的障害または関節構造もしくは関節外構造の機能の異常に起因する( 足の骨の図を参照)。あまり多くないものの,足疾患は全身性疾患を反映している場合がある( 全身性疾患の足の臨床像の表を参照)。 糖尿病患者および末梢血管疾患の患者では,少なくとも年に2回,血行が十分保たれているかおよび神経学的に正常であるかを評価すると... さらに読む も参照のこと。)
足底線維腫症では,足を下肢に対して背屈させると小結節が最も容易に示される。ほとんどの患者では手掌にも小結節がみられ,通常は第4中手指節関節に位置する。糖尿病,てんかん,およびアルコール依存症との関連を示す既報告は,症例報告に基づいている可能性がある。
足底線維腫症の治療
症状がある場合,矯正器具
足底線維腫症の治療は,荷重負荷で圧迫に関連する疼痛が生じるほどに小結節が大きくならない限り,通常は適応とならない。適応となった場合,圧迫を線維性の小結節病変から他の部位に再分散させるために矯正器具が役立つことがある。手術は通常,結果として再発に至り,ときに疼痛を伴う瘢痕組織によりさらなる手術が必要になる。さらに,過剰な筋膜の除去も,意図しない足の不安定性につながることがある。