滑液包炎が踵骨下方の足底筋膜の付着部付近に発生することがある。(足および足関節の疾患の概要 足および足関節の疾患の概要 大部分の足の問題は,解剖学的障害または関節構造もしくは関節外構造の機能の異常に起因する( 足の骨の図を参照)。あまり多くないものの,足疾患は全身性疾患を反映している場合がある( 全身性疾患の足の臨床像の表を参照)。 糖尿病患者および末梢血管疾患の患者では,少なくとも年に2回,血行が十分保たれているかおよび神経学的に正常であるかを評価すると... さらに読む も参照のこと。)
踵骨下滑液包炎の症状と徴候には,拍動性の踵部痛(特に靴を脱いでいるとき),軽度の熱感,および腫脹などがある。疼痛は,ウォーキング中またはランニング中に踵が先に地面につく場合に最も顕著である。
踵骨下滑液包炎の治療
コルチコステロイド/麻酔薬溶液の注射および履物の修正
踵骨下滑液包炎の治療は,局所麻酔薬/コルチコステロイド混合剤の注射,および踵を保護する緩衝材を加えた底の柔らかい靴による。