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肢端チアノーゼ

執筆者:

Koon K. Teo

, MBBCh, PhD, McMaster University

レビュー/改訂 2019年 7月
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肢端チアノーゼは,手,足,または顔面に対称性に出現する,疼痛を伴わない持続性のチアノーゼであり,皮膚の小血管が寒冷に反応して攣縮することで引き起こされる。

肢端チアノーゼは通常女性に起こり,閉塞性動脈疾患との関連はない。指趾および手または足に持続的な冷感,青み,多汗がみられ,腫脹することもある。肢端チアノーゼでは, レイノー症候群 レイノー症候群 レイノー症候群は,寒冷刺激や精神的ストレスに対する反応として手の一部に生じる血管攣縮で,単一または複数の手指に可逆的な不快感および変色(蒼白,チアノーゼ,紅斑,またはこれらの組合せ)がみられる。ときに,他の先端部位(例,鼻,舌)で発生することもある。この病態には,原発性のものと続発性のものがある。診断は臨床的に行い,検査では原発性と続発性... さらに読む レイノー症候群 とは異なり,チアノーゼが持続して容易には消失せず,栄養障害性変化や潰瘍は起こらず,疼痛もない。脈拍は正常である。

患者を安心させて,寒冷を避けさせれば,治療は通常不要である。血管拡張薬を試してもよいが,通常は無効である。

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