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包茎および嵌頓包茎

執筆者:

Patrick J. Shenot

, MD, Thomas Jefferson University Hospital

レビュー/改訂 2019年 8月
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包茎は,包皮が翻転できない状態である。嵌頓包茎は,包皮が翻転した位置で絞扼が生じたものであり,医学的緊急事態である。

包茎

包皮の先端および亀頭に接触する領域へのベタメタゾン0.05%クリーム,1日2回~1日3回,3カ月間の塗布がしばしば効果的である。嵌頓包茎を誘発しないよう注意しつつ,包皮を2~3週間にわたり,2本の指を用いて,または勃起陰茎に沿って愛護的に伸ばす方法も有効である。保存的処置が無効の場合は,環状切除術が優先的な手術選択肢である。

嵌頓包茎

嵌頓包茎は包皮が翻転したままの状態(亀頭より後部)で発生する可能性がある。翻転はカテーテル留置または身体診察中に起こる可能性がある。翻転した包皮がいくぶん締め付けるような場合,駆血帯として働き,亀頭の腫脹を起こし,包皮が正常の位置に戻ることを妨げるとともに絞扼を悪化させる。

パール&ピットフォール

  • 尿道カテーテル留置後は常に忘れずに包皮を整復する。

嵌頓包茎は,絞扼が亀頭の血管損傷および壊死を急速にもたらすことから,緊急事態とみなすべきである。手で亀頭を周囲から堅く圧迫することで,浮腫が十分軽減し,包皮の正常位置への回復が可能になる場合がある。この手技が無効の場合は,局所麻酔を用いた背面切開により,病態は一時的に軽減する。浮腫が消退した時点で環状切除術を施行する。

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