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食道ウェブ

(プラマー-ビンソン症候群,Paterson-Kelly症候群,鉄欠乏性嚥下困難)

執筆者:

Kristle Lee Lynch

, MD, Perelman School of Medicine at The University of Pennsylvania

レビュー/改訂 2020年 9月
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食道ウェブは,食道内腔を横切るように成長した薄い粘膜であり,嚥下困難を引き起こすことがある。

ウェブはまれに未治療の重症 鉄欠乏性貧血 鉄欠乏性貧血 鉄欠乏症は貧血の最も一般的な原因であり,通常は失血の結果として起こり,セリアック病などでみられる吸収不良ははるかにまれな原因である。症状は通常非特異的である。赤血球は小球性および低色素性の傾向を示し,血清フェリチン低値,血清総鉄結合能高値,および血清鉄低値で示されるように,貯蔵鉄量は低値である。この診断を下した場合は,他の原因が証明されない限り潜在的な失血を疑うべきである。治療としては,鉄補充に加え,失血の原因に対する治療がある。... さらに読む 鉄欠乏性貧血 患者に発生し,貧血を呈していない患者での発生はさらにまれである。ウェブは通常上部食道に発生し,固形物の 嚥下困難 嚥下困難 嚥下困難とは,嚥下が困難になった状態である。この病態は,咽頭から胃への液体,固形物,またはその両方の輸送阻害に起因する。嚥下困難を球感覚と混同してはならず, 球感覚は咽喉に塊があるような異常感覚であり,嚥下障害ではなく,輸送障害も生じない。 ( 食道疾患および嚥下障害の概要も参照のこと。) 嚥下器官は,咽頭,上部食道括約筋(輪状咽頭筋),食道体部,および下部食道括約筋(LES)で構成される。食道の上部3分の1とそれより上方の構造は骨格筋... さらに読む を引き起こす。最善の診断法は食道造影である。

貧血を治療することでウェブは消失するが,食道鏡検査の際に容易に破れる可能性がある。

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