関節液の分類

診察

正常

出血性

感染性

炎症性

非炎症性

肉眼的観察

外観

透明

血性

混濁または化膿性

黄色,混濁

淡黄色,透明

ルーチンの臨床検査

培養

陰性

陰性

しばしば陽性

陰性

陰性

多形核白血球%*

< 25

通常は>85

> 50

< 25

白血球数*

< 200/μL

血液量の影響を受ける

5000~>100,000/μL

1000~50,000/μL

200~1000/μL

*感染性関節炎における白血球数および多形核白血球の割合は,感染した微生物の毒性があまり強くない場合(例,淋菌性,ライム病,結核性,または真菌性の関節炎)や部分的に治療されている場合,より低値となる。全身性エリテマトーデスおよびその他の結合組織病における一部の貯留液は,曖昧な炎症性を示すのみであり,白血球数は500~2000/μLである。非感染性の貯留液は,白血球数が100,000/μLに達することはめったにない。