酸塩基平衡障害の臨床的影響

酸塩基平衡障害の臨床的影響

器官系

アシデミア

アルカレミア

心血管系

心臓の収縮能障害

細動脈の拡張

静脈収縮

中心性血液貯留

肺血管抵抗の上昇

心拍出量の減少

全身血圧の低下

肝・腎血流の低下

不整脈の閾値低下

カテコラミンに対する反応性の減弱

細動脈の収縮

冠血流の低下

狭心症の閾値低下

不整脈の閾値低下

代謝系

インスリン抵抗性

嫌気性解糖の阻害

ATP(アデノシン三リン酸)の合成低下

高カリウム血症

タンパク質の分解

骨の脱灰(慢性)

嫌気性解糖の刺激

有機酸の形成

酸素化ヘモグロビンの解離減少

イオン化カルシウムの減少

低カリウム血症

低マグネシウム血症

低リン血症

神経系

代謝および細胞容積調節の阻害

昏睡を含む意識障害

テタニー

痙攣発作

嗜眠

せん妄

昏迷

呼吸器系

代償性の過換気により,呼吸筋の疲労を来すことがある

代償性の低換気による高炭酸ガス血症および低酸素血症

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