臨床因子に基づく深部静脈血栓症の発生確率

因子

腓腹部または大腿部の静脈分布に沿った圧痛

下肢全体の腫脹

腓腹部の腫脹(脛骨粗面の10cm下で測定した腓腹部周径の左右差が3cmを超える

患側下肢でより重度の圧痕性浮腫

表在部の側副静脈の拡張

がん(過去6カ月以内に治療を中止した症例を含む)

下肢の不動状態(例,麻痺,不全麻痺,ギプス固定,最近の長距離旅行などによる)

3日を超える不動状態につながる手術を過去4週間以内に受けた

確率

確率は該当する因子の数で表され,他の診断の可能性が深部静脈血栓症と同等かそれ以上である場合は2点を引く。

  • 確率が高い:3点以上

  • 確率が中程度:1~2点

  • 確率が低い:0点以下

Based on data from Anand SS, Wells PS, Hunt D, et al: Does this patient have deep vein thrombosis?Journal of the American Medical Association 279 (14):1094–1099, 1998.

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