背部痛がある患者におけるレッドフラグサインの解釈

所見

考慮すべき原因

5cmを超える腹部大動脈(特に圧痛がある場合)または下肢の脈拍欠損

腹部大動脈瘤

急性の引き裂かれるような上背部痛および中背部痛

胸部大動脈解離

がん,診断されたものまたは疑われるもの

転移

6週間を超える痛みの期間

がん

亜急性の感染症

脊椎関節症

発熱

がん

感染症

限局性の腹部圧痛,腹膜刺激徴候(反跳痛もしくは腹部硬直),黒色便,または血便などの消化管所見

消化管の緊急事態の可能性(例,腹膜炎,膿瘍,消化管出血)

感染症の危険因子(例,免疫抑制;静注薬物の使用;最近の手術,穿通性外傷,または細菌感染)

感染症

髄膜症

髄膜炎

神経脱落症状

神経根または脊髄の圧迫

重度の夜間痛または生活に支障を来す痛み

がん

感染症

原因不明の体重減少

がん

亜急性の感染症

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