病型の異なる尿細管性アシドーシスの特徴*

特徴

1型

2型

4型

発生率

まれ

非常にまれ

よくみられる

機序

水素イオンの排泄障害

重炭酸塩の再吸収障害

アルドステロンの分泌または活性の低下

血漿重炭酸濃度(mEq/Lまたはmmol/L)

しばしば< 15,ときに< 10

通常は12~20

通常は> 17

血漿カリウム濃度

通常は低値であるが,アルカリ化により正常化する傾向あり

通常は低値で,アルカリ化によりさらに低下する

高値

尿pH

> 5.5

血漿重炭酸濃度が正常の場合は > 7

血漿中で重炭酸塩が欠乏している場合(例,15mEq/Lまたは15mmol/L未満)は< 5.5

< 5.5

* 3型は非常にまれである。

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