小児の高血圧に対する経口カルシウム拮抗薬(CCB)

薬剤*

用量

主な有害作用

備考

アムロジピン

1~5歳の小児:初回投与量は0.1mg/kg,1日1回,最大用量は0.6mg/kg(5mgを超えないこと),1日1回

6歳以上の小児:初回投与量は2.5mg,1日1回,最大用量は10mg,1日1回

よくみられる有害作用:紅潮,めまい,末梢浮腫

重度の有害作用:血管性浮腫

禁忌としてはCCBに対する過敏症などがある。

イスラジピン(isradipine)

徐放錠:初回投与量は2.5mg,1日1回,最大用量は10mg,1日1回

ニフェジピン,徐放性†

初回投与量:0.25~0.5mg/kg,1日1回,最大用量は3mg/kg(120mgを超えないこと),1日1回(または1.5mg/kgもしくは60mg,1日2回)

* これらの薬剤は全てジヒドロピリジン系であり,主に血管に作用し,心臓に対する作用は最小限である。

† ニフェジピンの即放性錠剤は,急速な血圧低下を来す可能性があるため,もはや推奨されていない。

関連するトピック