不安定狭心症のBraunwald分類*

分類

説明

記号表記

重症度

I

重症狭心症の新規発症または増悪型†の狭心症

安静時には狭心症は発生しない

II

過去1カ月間に安静時に狭心症が発生したが,過去48時間にはない

安静時亜急性狭心症

III‡

過去48時間に安静時に狭心症が発生した

安静時急性狭心症

臨床状況

A

心筋虚血を悪化させる心外合併症に続発した

二次性不安定狭心症

B‡

狭心症に寄与する心外合併症がない状況で発生した

原発性不安定狭心症

C

急性心筋梗塞から2週間以内に発生した

心筋梗塞後の不安定狭心症

*基本分類は1つのローマ数字と1つの文字で構成される。

†狭心症がより高頻度で発生する,より重度である,長時間持続する,または,より軽い労作で誘発される。

‡クラスIIIBの患者では,トロポニンが陰性か陽性かを判定することにより予後を推定する。

Adapted from Hamm CW, Braunwald E: APACHE II: A classification of unstable angina revisited.Circulation 102:118–122, 2000.

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