テクネチウム99m(99mTc)心筋血流製剤

テクネチウム99m(99mTc)心筋血流製剤

マーカー

特徴

99mTcセスタミビ

心筋への集積はタリウムより緩徐であるが,心筋からの洗い出しがほとんどないために時間的に融通が利くことから,急性症状がみられる患者に直ちにセスタミビを注射しておき,数時間後に撮影を行うことも可能である。

集積値が心筋バイアビリティより血流量に依存することから,血流量は少ないがバイアビリティは維持されている領域が誤って瘢痕組織と判定されることがある。

検査は1日または数日に分けて施行することができ,負荷時の初回投与は低用量で行い,その後の安静時は,はるかに高い用量で投与する。

心電図同期法を用いれば,心室壁運動,壁肥厚,および駆出率を推定することができる。

99mTcテトロホスミン

特徴はセスタミビと同様である。

99mTcテボロキシム

心筋での初回循環抽出率が高く,洗い出しは速やかで,心筋放射能は10分以内にピーク値から半減する。

体内動態が迅速なため,トレッドミルによる運動負荷試験での使用は困難である。

薬物負荷の15分以内に負荷-再分布検査を完了すればよいことが研究により示唆されている。安静時にトレーサーを静注した後に心筋からの洗い出しを分析することで,負荷なしで冠動脈疾患を発見できる可能性がある。

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