UTIの有病率を30%(検査前確率),検査の感度を71%,特異度を85%とおいた場合の,ある女性1000人のコホートにおける仮定の白血球エステラーゼ(LE)検査結果の解釈*

結果

UTIあり

UTIなし

UTIを有する患者300人

UTIを有していない患者700人

LE検査陽性

213人(TP)

105人(FP)

LE検査陰性

87人(FN)

595人(TN)

* ベイズ定理は,検査前確率が既知の場合,検査後確率を計算できるように単純化することができる:

  • 検査結果が陽性である場合の検査後確率 = TP/(検査結果が陽性である全ての患者)= TP/(TP + FP)= 213/(213 + 105)= 67%。

  • 検査結果が陰性である場合の検査後確率 = TN/(検査結果が陰性である全ての患者)= FN/(FN + TN)= 87/(87 + 595)= 13%。

FN = 偽陰性;FP = 偽陽性;TN = 真陰性;TP = 真陽性。