グリシン代謝異常症

グリシン代謝異常症

疾患(OMIM番号)

欠損タンパク質または酵素

備考

非ケトン性高グリシン血症(605899*)

グリシン開裂酵素系

生化学的プロファイル:血漿中および髄液中グリシン上昇

臨床的特徴:胎児では,重度の吃逆

新生児型では,重度の吃逆,筋緊張低下,痙攣発作,ミオクローヌス,無呼吸,死亡

乳児型および発作型では,痙攣発作,知的障害,発作性のせん妄,舞踏運動,垂直注視麻痺

晩期発症型では,進行性の痙性両麻痺,視神経萎縮,ただし認知障害と痙攣発作はない

治療:効果的な治療法はない;一部の症例では,安息香酸ナトリウムおよびデキストロメトルファンが一時的に有益

特定の変異を有する一部の患者には,補因子であるピリドキシン(GLDCの変異に対して)またロイコボリン(AMTの変異に対して)の補充が有益である。

Pタンパク質

Hタンパク質

Tタンパク質

Lタンパク質

*遺伝子,分子,および染色体上の位置に関する網羅的な情報については,Online Mendelian Inheritance in Man® (OMIM®) databaseを参照のこと。

*遺伝子,分子,および染色体上の位置に関する網羅的な情報については,Online Mendelian Inheritance in Man® (OMIM®) databaseを参照のこと。