膜性増殖性糸球体腎炎,免疫グロブリン/免疫複合体介在型
免疫グロブリン/免疫複合体介在型の膜性増殖性糸球体腎炎では,糸球体毛細血管壁およびメサンギウム領域において,慢性の免疫複合体沈着(主にC3およびIgGまたはIgM)により,古典的経路を介した補体活性化が生じる。その結果,メサンギウム増殖,糸球体基底膜(GBM)肥厚,GBMと内皮細胞の間へのメサンギウム細胞の細胞質の陥入,および糸球体硬化症が生じることで,最終的に腎不全に至る。GBM肥厚がここでは二重輪郭として発生している(PAM染色,400倍)。
Image provided by Agnes Fogo, MD, and the American Journal of Kidney Diseases' Atlas of Renal Pathology (see www.ajkd.org).
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