酒さとは何ですか?
酒さとは、鼻とそのまわりが赤く腫れて、そこに小さなふき出物ができたり血管が広がったりする皮膚の病気です。
酒さは30~50歳の人に多く、特にアイルランド系や北欧系の人でよくみられます。
酒さは にきびのようにみえることもあります。
治療は抗菌薬で行います。
ある種の食べものやお酒、熱い飲みもの、日光、極端な温度、風、化粧品を避けることで症状が軽くなることがあります。
酒さの原因は何ですか?
酒さの原因は、医師たちにも分かっていません。皮膚の色がうすい人が、酒さになりやすい可能性があります。
酒さになると、つぎのようなことがきっかけで症状がでることがあります:
スパイシーな食べもの
お酒
熱い飲みもの
日焼け止めまたは化粧品
ストレス
寒さや暑さ、日光、風
運動や温浴
ある種の薬
酒さにはどのような症状がありますか?
酒さは顔と頭皮だけに起こります。ふつうは時がたつにつれてひどくなります(数年~数十年)。
はじめは、頬と鼻のあたりの皮膚が赤くなる時間が長くなって、チクチクする感じがすることがありますが、それ以外は何もありません。
酒さがだんだんひどくなってくると、皮膚がほとんどいつも赤く腫れた状態になって、その下に細い血管がすけて見えるようになります。
小さなふき出物ができることもあります。
酒さの後の段階では、鼻のまわりの皮膚が厚くなって、鼻が赤く腫れているよう見えます。
Image provided by Thomas Habif, MD.
酒さは、目にも影響を与えることがあります。次のような症状があります:
まぶたや目の腫れ
かゆみ
充血
目に何かが入っているような感じがする
医師はどのようにして、私が、酒さかどうかを判断しますか?
医師はあなたの顔と頭皮を見れば、あなたが酒さだと分かります。
医師は酒さをどのように治療しますか?
医師は次の方法で酒さを治療します:
抗菌薬のクリームまたは錠剤(にきびに使うものと同じようなもの)
赤みをやわらげるには、ブリモニジンゲルまたはオキシメタゾリンクリーム
見えている血管の治療には、レーザーや電気焼灼(皮膚に電気を流して見えている血管を治療する)
厚くなった鼻の皮膚には、削皮術(余分な皮膚をすりとる処置)を行うか、または余分な皮膚を手術で取り除く
医師はまた、酒さのきっかけになることをしないようあなたに指示します。