小児しょうにの髄膜炎ずいまくえん

完全なレビュー: 2025年 9月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2025年 9月
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髄膜炎ずいまくえんとはどのような病気びょうきですか?

髄膜炎ずいまくえんは、脳のうと脊髄せきずいをおおう組織そしきの層そう(髄膜ずいまくといいます)の感染症かんせんしょうです。髄膜炎ずいまくえんは多おおくの場合ばあい、ウイルスが原因げんいんですが、最もっとも深刻しんこくな種類しゅるいの髄膜炎ずいまくえんは細菌さいきんが引ひき起おこします。ウイルス性髄膜炎せいずいまくえんと細菌性髄膜炎さいきんせいずいまくえんはどちらも脳のうに問題もんだいを引ひき起おこす可能性かのうせいがあります。

  • 年長ねんちょうの子こどもが髄膜炎ずいまくえんにかかると、ふつう、首くびが硬かたくなり、熱ねつが出でて、頭痛ずつうがします。

  • 赤あかちゃんが髄膜炎ずいまくえんにかかると、ふつう、(抱だいていても)激はげしくぐずったり、あまり食たべなかったり、吐はいたりします。

  • 医師いしは、腰椎穿刺ようついせんしと血液検査けつえきけんさで、子こどもが髄膜炎ずいまくえんだと分わかります。

  • ワクチン(健康けんこうな子こどもを特定とくていの感染症かんせんしょうから守まもるために必要ひつような予防接種よぼうせっしゅ)は、髄膜炎ずいまくえんを引ひき起おこす細菌感染症さいきんかんせんしょうの一部いちぶの予防よぼうに役立やくだちます。

  • 医師いしは抗菌薬こうきんやくで細菌性髄膜炎さいきんせいずいまくえんを治療ちりょうします。

  • 治療ちりょうを受うけても髄膜炎ずいまくえんで死しんでしまうことがあります。

髄膜炎ずいまくえんの原因げんいんは何なんですか?

髄膜炎ずいまくえんは細菌感染症さいきんかんせんしょうかウイルス感染症かんせんしょうが原因げんいんで起おこります。

生うまれたばかりの赤あかちゃんの髄膜炎ずいまくえんはふつう、血液けつえきの細菌感染症さいきんかんせんしょうから起おこります。この感染症かんせんしょうは通常つうじょう、母親ははおやの産道さんどうの中なかの細菌さいきんによって引ひき起おこされます。

成長せいちょうした赤あかちゃんや子こどもはふつう、病気びょうきにかかっている人ひととのふれあいから髄膜炎ずいまくえんにかかります。ワクチンによって、細菌性髄膜炎さいきんせいずいまくえんの原因げんいんのいくつかは非常ひじょうにまれなものになりました。

髄膜炎ずいまくえんにかかる可能性かのうせいが最もっとも高たかいのはどのような人ひとですか?

すべての赤あかちゃんや子こどもが髄膜炎ずいまくえんにかかる可能性かのうせいがありますが、特定とくていの赤あかちゃんや子こどもでは、危険性きけんせいが高たかくなります。たとえば次つぎのような場合ばあいです。

  • 免疫めんえきの働はたらきが弱よわい

  • 過去かこ数日すうじつ以内いないに髄膜炎ずいまくえんにかかっている人ひととふれあった

  • 鎌状赤血球症かまじょうせっけっきゅうしょうにかかっている

  • がんやけがで脾臓ひぞう(おなかの左上ひだりうえにある臓器ぞうき)を取とり除のぞいた

  • 顔かおや頭あたまに生うまれつきの異常いじょうがある

髄膜炎ずいまくえんにはどのような症状しょうじょうがありますか?

髄膜炎ずいまくえんの症状しょうじょうは年齢ねんれいによってちがいます。どの年齢ねんれいでも細菌性髄膜炎さいきんせいずいまくえんの症状しょうじょうはとても急きゅうに悪わるくなります。病気びょうきの子こどもが、異常いじょうなほど眠ねむくなったり、混乱こんらんしているようなふるまいを始はじめたりするのは「注意ちゅういすべき徴候ちょうこう」です。病気びょうきの子こどもの目めが完全かんぜんに覚さめなかったり、いつもどおりに行動こうどうしなかったりしたら、すぐに病院びょういんに連つれて行いく必要ひつようがあります。

12カ月げつ未満みまんの赤あかちゃんでは、初はじめに次つぎのような症状しょうじょうがあります。

  • 抱だいても、ぐずったり機嫌きげんが悪わるかったりする

  • 食たべたがらなかったり、あまり食たべなかったりする

  • 熱ねつが高たかかったり低ひくかったりする

  • 嘔吐おうと

  • 発疹ほっしん

  • けいれん発作ほっさを起おこす

  • 生後せいご3カ月げつ未満みまんの赤あかちゃんの頭あたまのやわらかい部分ぶぶん(泉門せんもん)が腫はれる

年長ねんちょうの子こどもや10代だいの若者わかものでは、多おおくの場合ばあい、髄膜炎ずいまくえんはかぜから始はじまります。その後ご、次つぎのような症状しょうじょうが現あらわれます。

  • 発熱はつねつ

  • 頭痛ずつう

  • 首くびが硬かたくなる

  • けいれん発作ほっさ

このような子こどもが眠ねむくなったり、錯乱さくらんしたり、症状しょうじょうが悪化あっかした場合ばあいは、直ただちに救急治療きゅうきゅうちりょうを受うける必要ひつようがあります。

医師いしはどのようにして、私わたしの子こどもが髄膜炎ずいまくえんかどうかを判断はんだんしますか?

医師いしはあなたのお子こさんの症状しょうじょうから髄膜炎ずいまくえんではないかと疑うたがいます。確たしかめるために、医師いしは次つぎのことをする場合ばあいがあります。

  • 腰椎穿刺ようついせんし(医師いしが針はりを使つかって脊髄せきずいの周まわりから髄液ずいえきのサンプルを採取さいしゅする)

  • 血液検査けつえきけんさ

赤あかちゃんの腰椎穿刺ようついせんしをする前まえに、医師いしはときどき超ちょう音波検査おんぱけんさやCT検査けんさで他ほかの問題もんだいを探さがします。

医師いしは髄膜炎ずいまくえんをどのように治療ちりょうしますか?

子こどもに細菌性髄膜炎さいきんせいずいまくえんがある場合ばあい、医師いしは次つぎのことをします。

  • 抗菌薬こうきんやくを静脈じょうみゃくから与あたえる

  • ときにステロイド(ときにグルココルチコイドまたはコルチコステロイドと呼よばれます)の静脈じょうみゃく投与とうよ

子こどもが特定とくていの種類しゅるいのウイルス性髄膜炎せいずいまくえんの場合ばあい、医師いしは抗こうウイルス薬やくを与あたえることがあります。

たとえ治療ちりょうしても、一部いちぶの赤あかちゃんや子こどもは、死しんでしまったり、細菌性髄膜炎さいきんせいずいまくえんによる問題もんだいが長ながく残のこったりします。

髄膜炎ずいまくえんはどうすれば予防よぼうできますか?

細菌性髄膜炎さいきんせいずいまくえんの多おおくは、ワクチンで予防よぼうできる可能性かのうせいがあります。

細菌性髄膜炎さいきんせいずいまくえんにかかっている人ひととふれあった子こどもは、多おおくの場合ばあい、感染かんせんを予防よぼうするために抗菌薬こうきんやくが与あたえられます。

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