陣痛じんつう

完全なレビュー: 2024年 12月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2024年 12月
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陣痛じんつうとは何なんですか?

陣痛じんつうは出産しゅっさんの第だい1段階だんかいです。陣痛中じんつうちゅうには、赤あかちゃんを押おし出だすために子宮しきゅうの筋肉きんにくが何度なんどもしぼり出だすような動うごきをします。このしぼり出だすような動うごきは、収縮しゅうしゅくと呼よばれています。収縮しゅうしゅくは自然しぜんに止とまり、また始はじまります。収縮しゅうしゅくをコントロールすることはできません。時間じかんがたつにつれて、収縮しゅうしゅくも強つよくなります。

分娩ぶんべんは出産しゅっさんの第だい2段階だんかいで、このときに赤あかちゃんが産道さんどうを通とおって生うまれてきます。

  • ふつうは、出産しゅっさん予定日よていびの2週間前しゅうかんまえから2週間後しゅうかんごまでの間あいだに陣痛じんつうが始はじまります。

  • 陣痛じんつうの始はじまりはふつう、背部痛はいぶつうや月経痛げっけいつうのように感かんじ、その痛いたみがだんだんと強つよくなり、間隔かんかくが短みじかくなっていきます。

  • 陣痛じんつうはふつう、初はじめての妊娠にんしんでは12~18時間じかん続つづき、その後ごの妊娠にんしんでは半分はんぶんくらいになります。

  • 陣痛じんつうの間あいだは、あなたに合併症がっぺいしょうが起おこっていないか、医師いしや看護師かんごしが頻繁ひんぱんに確たしかめます。

  • あなたが陣痛じんつうの痛いたみをのりこえるために、薬くすりやリラックスできる特別とくべつな方法ほうほうが役立やくだちます。

次つぎのうち1つが起おこったら、病院びょういん(または出産しゅっさんセンター)に行いくときです。

  • 破水はすい

  • 陣痛じんつうが30秒びょう以上いじょう続つづき、間隔かんかくが6分ぷんより短みじかい

陣痛じんつうの間あいだには何なにが起おこりますか?

子宮頸部しきゅうけいぶは子宮しきゅうの下側したがわの部分ぶぶんで、腟ちつとつながっています。子宮頸部しきゅうけいぶには、妊娠中にんしんちゅうはしっかりと閉とじたままの小ちいさな口くちがあります。陣痛じんつうの間あいだに、子宮しきゅうの収縮しゅうしゅくによって子宮頸部しきゅうけいぶがだんだんと引ひっぱられて開ひら>き、赤あかちゃんが出でてくるのに十分じゅうぶんな広こうさになります。

陣痛じんつうには2つの段階だんかいがあります。

  • 初はじめの陣痛じんつう

  • 活動的かつどうてきな陣痛じんつう

初はじめの陣痛じんつうでは:

  • 子宮頸部しきゅうけいぶが薄うすくなり始はじめ、およそ2~5センチメートルまで開ひら>きます。

  • 陣痛じんつうが来きたりおさまったりし、だんだんと強つよくなり、間隔かんかくがそろってきます。

  • 痛いたみはそれほどひどくありません。

活動的かつどうてきな陣痛中じんつうちゅうでは:

  • 子宮頸部しきゅうけいぶがおよそ10センチメートルまで開ひら>ききり、完全かんぜんに薄うすくなります。

  • 赤あかちゃんが降おりてきます(骨盤こつばんのほうまで下さがり、産道さんどうに入はいる準備じゅんびができます)。

  • あなたは、いきんで赤あかちゃんを押おし出ださなければならないように感かんじ始はじめます。

  • 痛いたみがもっと強つよくなります。

羊膜ようまくの袋ふくろが破やぶれて羊水ようすいが腟ちつから出でてくるのが、破水はすいです。これは陣痛じんつうが始はじまる前まえや陣痛中じんつうちゅうに起おこります。

子宮頸部しきゅうけいぶが完全かんぜんに開ひら>き、破水はすいするまで赤あかちゃんを産うむことはできません。

陣痛じんつうが始はじまったことは、どのようにして分わかりますか?

次つぎのものが、陣痛じんつうのおもな徴候こうです。

  • 月経痛げっけいつうのように感かんじる、一定いっていの間隔かんかくで起おこる子宮しきゅうの収縮しゅうしゅく

  • 背部痛はいぶつう

陣痛じんつうがもうすぐ始はじまるとき、子宮しきゅうの収縮しゅうしゅくや背部痛はいぶつうが起おこる前まえにみられる徴候ちょうこうには次つぎのものがあります。

  • おしるし(陣痛じんつうの初はじめに腟ちつから少すこしの血ちと粘液ねんえきが出でてくる)

  • 破水はすい

破水はすいしたら、医師いしか助産師じょさんしにすぐに連絡れんらくしてください。たいていは24時間じかん以内いないに陣痛じんつうが始はじまります。しかし、陣痛じんつうが数時間すうじかん以内いないに始はじまらなければ、医師いしや助産師じょさんしが薬くすりを使つかって陣痛じんつうを起おこすことがあります。

もし出産しゅっさん予定日よていびの6週間しゅうかん以上いじょう前まえにあなたが破水はすいしたら、医師いしは陣痛じんつうを止とめる薬くすりをあなたに与あたえることがあります。こうすると、赤あかちゃんは生うまれてくる前まえにもう少すこし成長せいちょうできます。

病院びょういんや出産しゅっさんセンターにはいつ行いけばよいですか?

次つぎのうち1つが起おこったら、病院びょういんや出産しゅっさんセンターに行いきます。

  • 破水はすい

  • 1時間じかんの間あいだに、陣痛じんつうが30秒びょう以上いじょう続つづき、間隔かんかくが6分ぷんより短みじかい

医師いしや助産師じょさんしは、あなたに本当ほんとうに陣痛じんつうが起おこっているかどうか確たしかめます。予定日よていびが近ちかづくと、陣痛じんつうのように感かんじるけれどもそうではない痛いたみがある女おんなの人ひとがいます。まだあなたに陣痛じんつうが始はじまっていなければ、家いえに帰かえります。

陣痛じんつうが起おこっている場合ばあいには、医師いしは次つぎのことをします。

  • 腟ちつをチェックして破水はすいしたかどうかを調しらべ、破水はすいしていれば羊水ようすいの色いろを調しらべる

  • 子宮頸部しきゅうけいぶにふれ、子宮頸部しきゅうけいぶがどのくらい開ひらいているかを調しらべる

  • おなかをさわって、赤あかちゃんの向むきを確たしかめる

  • 陣痛じんつうのときにあなたに薬くすりや水分すいぶんを与あたえるために、腕うでの静脈じょうみゃくにチューブをつなげる

あなたが前まえに赤あかちゃんを産うんだことがあり、その出産しゅっさんが速はやく進すすんだ(6時間じかん未満みまんであった)場合ばあいには、陣痛じんつうが始はじまったと思おもったらすぐに医師いしに知しらせるようにしましょう。分娩ぶんべんにかかる時間じかんはふつうはその前まえの分娩ぶんべんよりも短みじかくなるため、赤あかちゃんが早はやく生うまれてくる可能性かのうせいがあります。

陣痛中じんつうちゅうに医師いしはどのように赤あかちゃんをチェックしますか?

陣痛中じんつうちゅう、医師いしはおもに次つぎのことから赤あかちゃんの様子ようすが分わかります。

  • 赤あかちゃんの心拍数しんぱくすう

医師いしは次つぎのものを使つかって赤あかちゃんの心拍数しんぱくすうを調しらべます。

  • 聴診器ちょうしんき

  • あなたのおなかにつけた超音波ちょうおんぱを出だす機械きかい

  • 赤あかちゃんの心拍数しんぱくすうを記録きろくし続つづけるために腟ちつの中なかに入いれた分娩監視装置ぶんべんかんしそうち

もし赤あかちゃんの心拍しんぱくが速そくすぎたり、遅ちすぎたりすると、赤あかちゃんに合併症がっぺいしょうが起おこっているかもしれません。医師いしは赤あかちゃんの超ちょう音波検査おんぱけんさをすることがあります。

医師いしは陣痛じんつうの痛いたみをどのように治療ちりょうしますか?

陣痛じんつうの痛いたみの程度ていどはさまざまです。陣痛じんつうのときにほかの人ひとよりももっと痛いたみ止どめを必要ひつようとする人ひともいます。妊娠中にんしんちゅうにマタニティークラスに参加さんかして、だれかに出産しゅっさんにつきそってもらうことで、出産しゅっさんのときに安心あんしんし、必要ひつような痛いたみ止どめを少すくなくするのに役立やくだつことがあります。

妊娠中にんしんちゅうにあなたはどのような痛いたみ止どめを使つかうかについて、医師いしや助産師じょさんしと相談そうだんできます。陣痛中じんつうちゅうの痛いたみ止どめの薬くすりには次つぎのものがあります。

  • モルヒネやフェンタニルなどの静脈じょうみゃくから与あたえるオピオイドという種類しゅるいの痛いたみ止どめは、使つかうと楽らくにすごせますが、使つかうタイミングが赤あかちゃんが産うまれてくるときに近きんすぎると、赤あかちゃんの呼吸こきゅうがゆっくりになってしまうことがあります。

  • 硬膜外こうまくがいブロックは、麻酔薬ますいやく(局所麻酔薬きょくしょますいやく、痛いたみ止どめの薬くすり)を腰こしに注射ちゅうしゃして、脊髄せきずいの神経しんけいを麻痺まひさせるものです。

  • 神経しんけいブロックは、医師いしが腟ちつの中なかに麻酔薬ますいやくを注射ちゅうしゃして、主要しゅような神経しんけいからの痛いたみの信号しんごうが伝つたわらないようにするものです。

  • 局所麻酔きょくしょますいは、赤あかちゃんが生うまれてくる直前ちょくぜんに腟ちつの出口でぐちあたりを麻痺まひさせるために注射ちゅうしゃする薬くすりです。

自然分娩しぜんぶんべんの場合ばあいには、薬くすりのかわりにリラックスする方法ほうほうと呼吸法こきゅうほうによって陣痛じんつうをコントロールし、必要ひつような痛いたみ止どめが少すくなくなるようにします。自然分娩しぜんぶんべんをする女おんなの人ひとの中なかには、痛いたみ止どめの薬くすりをまったく使つかわない人ひともいます。その準備じゅんびのために、あなたと付つき添そう人ひとはふつう数週間すうしゅうかんにわたってマタニティークラスに参加さんかし、陣痛じんつうと、分娩中ぶんべんちゅうの呼吸法こきゅうほうやリラックスする方法ほうほうについて学まなびます。

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