妊娠中にんしんちゅうのお母かあさんの体からだの変化へんか

完全なレビュー: 2024年 12月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2024年 12月
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妊娠にんしんすることで、女性じょせいの体からだには様々さまざまな変化へんかが生しょうじます。おなかが大おおきくなることなど、あたりまえの変化へんかで、予想よそうできることもあります。また、問題もんだいがあることを意味いみするかもしれない変化へんかもあります。妊娠中にんしんちゅうの体からだの変化へんかのほとんどは、出産しゅっさんした後あとにはなくなります。

どんな体からだの変化へんかに注意ちゅういが必要ひつようですか?

妊娠中にんしんちゅうには、高血圧こうけつあつになったり血糖値けっとうちが高たかくなったりする(糖尿病とうにょうびょう)ことがあります。これらはあなたと赤あかちゃんにとって危険きけんかもしれません。特定とくていの症状しょうじょうは、合併症がっぺいしょうであるこれらの病気びょうきやほかの病気びょうきの注意ちゅういすべき徴候こうです。

妊娠中にんしんちゅうに次つぎの症状しょうじょうのいずれかがあれば、すぐに医師いしに伝つたえてください:

  • 変へんな頭痛ずつう、または治なおらない頭痛ずつう

  • ふらつき

  • 視力しりょくの問題もんだい

  • おなかの下したのほうの痛いたみやけいれん

  • 子宮しきゅう収縮しゅうしゅく

  • 性器出血せいきしゅっけつ

  • 腟ちつから液体えきたいが出でてくる(羊水ようすいがもれているかもしれません)

  • 手てや足あしのむくみ

  • 尿にょうがふだんより少すくない

  • 病気びょうきや感染症かんせんしょう

  • 振戦しんせん(手てや足あしのふるえ)

  • けいれん発作ほっさ

  • 心臓しんぞうの動うごきが速はやくなる

  • 赤あかちゃんの動うごきが少すくなくなる

妊娠にんしんの初期しょきには、どんな体からだの変化へんかがありますか?

妊娠にんしんのごく初期しょきには、次つぎの症状しょうじょうがみられることがあります。

  • 極度きょくどの疲つかれ

  • 気分きぶんが変動へんどうする

  • 頻繁ひんぱんに排尿はいにょうしたくなり、排尿はいにょうをしたい感覚かんかくが強つよくなる

  • 乳房にゅうぼうが張はり、さわると痛いたむ

  • おりものが増ふえる

つわり

妊娠中にんしんちゅうの吐はき気けや嘔吐おうとは、とてもよくあることです。これは、あなたの体からだの妊娠にんしんホルモンが原因げんいんです。つわりのときには、1日にちのうちいつでも吐はき気けや嘔吐おうとがみられることがあります。あまりにも頻繁ひんぱんに嘔吐おうとし、嘔吐おうとがある期間きかんも長ながいため、薬くすりや輸液ゆえき(水分すいぶんを直接ちょくせつ静脈じょうみゃくに入いれます)が必要ひつようになる妊婦にんぷさんもいます。

つわりをやわらげるには、次つぎのことを試ためしてみてください:

  • 食たべる量りょうを少すくなくして回数かいすうを多おおくする

  • おなかが減へっていると気きづく前まえに食たべる

  • 米こめやパスタなどの味あじのうすい食たべものを食たべる

  • クラッカーをベッドのそばに置おき、起おきる前まえに少すこし食たべられるようにしておく

胸むねやけ

胸むねやけ(胸むねの焼やけつくような痛いたみ)は妊娠中にんしんちゅうによくみられます。胸むねやけは、胃酸いさんが食道しょくどう(口くちから胃いに食たべものを送おくるための管くだ)に逆流ぎゃくりゅうすることで起おこります。

胸むねやけをやわらげるには、次つぎのことを試ためしてみてください:

  • 1回かいの食事しょくじの量りょうを少すくなくする

  • 食たべた後あとの数時間すうじかんは横よこにならない

  • カフェイン、タバコ、お酒さけ、アスピリンを避さける

  • 液状えきじょうの制酸薬せいさんやくを飲のむ

胸むねやけによってあなたの睡眠すいみんが妨さまたげられてしまう場合ばあいには、次つぎのことを試ためしてみてください:

  • 寝ねる前まえの数時間すうじかんは食たべないようにする

  • 枕まくらをいくつか使つかって頭あたまを上あげるか、ベッドの頭側とうそくを高たかくする

妊娠にんしんの後期こうきには、どんな体からだの変化へんかがありますか?

妊娠にんしんの後期こうきには、特とくに疲つかれることがあります。次つぎのような体からだの変化へんかがあるかもしれません:

  • 息切いきぎれ

  • 鼻はながつまる

  • 関節かんせつがゆるむ

  • 乳首ちくびから黄色きいろや白色しろいろの液体えきたいが出でる

背部痛はいぶつう

おなかが大おおきくなるにつれて、その重じゅうさとのバランスをとるために背骨せぼねが曲まがってきます。

背中せなかの痛いたみをやわらげ、けがを避さけるには:

  • 重おもいものを持もち上あげないようにします。

  • 腰こしをかがめずに膝ひざを曲まげます。

  • よい姿勢しせいを保たもつようにします。

  • 底そこが平たいらで、しっかりと足あしを支ささえられるようなくつをはきます。

  • 妊婦にんぷ用ようの腹帯はらおびやガードルを使つかいます。

静脈瘤じょうみゃくりゅう

むくみによって、脚あしに静脈瘤じょうみゃくりゅうができる可能性かのうせいがあります。

静脈瘤じょうみゃくりゅうの痛いたみをやわらげるには:

  • 弾性だんせいストッキングをはきます。

  • 脚あしを上あげて休やすみます。

  • 左側ひだりがわを下したにして横よこになります。

妊娠中にんしんちゅうに乳房にゅうぼうはどのように変化へんかしますか?

あなたの乳房にゅうぼうは大おおきくなり、さわると痛いたみを感かんじるかもしれません。

乳首ちくびのまわりの皮膚ひふは黒くろくなります。

妊娠にんしんの終おわりごろ、初乳しょにゅうというサラサラしていて黄色きいろっぽい、または乳白色にゅうはくしょくの液体えきたいが乳首ちくびから出でてきます。この液体えきたいには抗体こうたいとミネラルがたくさん含ふくまれています。これは母乳ぼにゅうで育そだてられる赤あかちゃんの、最初さいしょの食たべものになります。

妊娠中にんしんちゅうに皮膚ひふはどのように変化へんかしますか?

妊娠にんしんホルモンによって、皮膚ひふの見みた目めが変かわることがあります。このような変化へんかの多おおくは、出産しゅっさんした後あとになくなるか、目立めだたなくなります。

皮膚ひふには次つぎのような変化へんかがあるかもしれません:

  • おでこやほっぺたの茶色ちゃいろっぽいしみ(肝斑かんぱん)

  • 乳首ちくびのまわりの皮膚ひふの黒くろずみ

  • おなかに濃こい色いろの線せんができる

  • おなかの妊娠線にんしんせん

  • 小ちいさくて赤あかいクモのようなもよう(くも状血管腫じょうけっかんしゅ)

  • 妊娠にんしんしているときだけにできる、強つよいかゆみのある発疹ほっしん(ふつうは第だい2トリメスターか第だい3トリメスターで起おこる【訳注やくちゅう:それぞれ日本にほんでいう妊娠中期にんしんちゅうきと後期こうきにほぼ相当そうとう】)

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