双極そうきょく症しょう

(躁そううつ病びょう)

完全なレビュー: 2025年 10月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2025年 10月
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双極そうきょく症しょうとはどのような病気びょうきですか?

双極そうきょく症しょうは、うつ病びょうの期間きかんと躁状態そうじょうたいの期間きかんがある精神疾患せいしんしっかんです。

うつ病びょうとは、ひどく落おちこんでしまうために、日常生活にちじょうせいかつができなくなったり、ふだん楽たのしんでいた活動かつどうをしたくなくなったりする状態じょうたいです。

躁状態そうじょうたいとは、元気げんきと自信じしんが異常いじょうなまでに高たかまり、気きが散ちりやすくなり、危険きけんな判断はんだんをしてしまう状態じょうたいです。

  • 双極そうきょく症しょうは普通ふつう、10代だい、20代だい、30代だいのときに始はじまります。

  • 双極そうきょく症しょうは、なりやすい体質たいしつが家族かぞくの中なかで受うけつがれると考かんがえられています。

  • うつ病びょうの期間きかんでも躁状態そうじょうたいの期間きかんでもないときは、ほぼ正常せいじょうな気分きぶんでいられます。

  • 医師いしは、薬くすりと精神療法せいしんりょうほうで双極そうきょく症しょうを治療ちりょうします。

双極そうきょく症しょうには、双極そうきょく1型がた障害しょうがいと双極そうきょく2型がた障害しょうがいという2つのタイプがあります。

もしあなたが双極そうきょく1型がた障害しょうがいなら、次つぎのようになります。

  • ふだんの生活せいかつを送おくるのが難むずかしくなり、妄想もうそう(何なにが本当ほんとうのことか分わからなくなること)が起おきることのある躁状態そうじょうたいの期間きかんが、少すくなくとも1回かいはある

  • 普通ふつうは、うつ病びょうの期間きかんが複数回ふくすうかいある

もしあなたが双極そうきょく2型がた障害しょうがいなら、次つぎのようになります。

  • あまり重おもくない躁状態そうじょうたい(軽躁状態けいそうじょうたい)の期間きかんが少すくなくとも1回かいはある

  • 重おもいうつ病びょうの期間きかんが複数回ふくすうかいある

双極そうきょく症しょうの原因げんいんは何なんですか?

双極そうきょく症しょうの正確せいかくな原因げんいんは、医師いしたちにも分わかっていません。遺伝子いでんし(親おやや祖父母そふぼから受うけついだ遺伝情報いでんじょうほう)が関係かんけいしている可能性かのうせいがあります。

躁状態そうじょうたいの期間きかん(躁そうエピソード)は、次つぎのものがきっかけで始はじまることがあります。

  • 体内たいないの特定とくていの化学物質かがくぶっしつ(神経伝達物質しんけいでんたつぶっしつ)の量りょうが多おおくなったり、少すくなくなったりする(神経伝達物質しんけいでんたつぶっしつとは、神経しんけいの細胞さいぼうが脳のうや体からだの中なかで指示しじを送おくるために使用しようされる、セロトニンやノルアドレナリンなどの化学物質かがくぶっしつのことです)

  • 脳腫瘍のうしゅようやその他たの脳のうの病気びょうき

  • ストレスになるできごと

  • コカインなどの薬物やくぶつ

  • 甲状腺こうじょうせんの異常いじょうなど、その他たの健康上けんこうじょうの問題もんだい

双極そうきょく症しょうにはどのような症状しょうじょうがありますか?

うつ病びょうや躁状態そうじょうたいのエピソードが、始はじまっては終おわるをくり返かえします。エピソードとエピソードの間あいだは、正常せいじょうな気分きぶんで過すごせることもあります。うつ病びょうと躁状態そうじょうたいのエピソードは、数週間すうしゅうかんから最長さいちょう6カ月間げつかん、続つづくことがあります。

うつ病びょうの症状しょうじょう:

  • とても悲かなしい気分きぶんになる

  • ものごとに興味きょうみがもてず、それまで楽たのしめていた活動かつどうにすら興味きょうみを失うしなう

  • 考かんがえるのや、動うごくのが遅ちおそくなる

  • 絶望感ぜつぼうかんや罪悪感ざいあくかん

  • 眠ねむっている時間じかんが長ながくなる

  • 現実げんじつには存在そんざいしないものが見みえる

躁状態そうじょうたいの症状しょうじょう:

  • 自信じしんがとても強つよくなり、自分じぶんが一番いちばんの存在そんざいだと思おもうようになる

  • 元気げんきにあふれる

  • 簡単かんたんにイライラする

  • 眠ねむっている時間じかんが短みじかくなる

  • ふだんよりよく話はなすようになる

  • 気きが散ちりやすくなり、やることを次々つぎつぎと変かえてしまう

  • ギャンブルや性行為せいこういなど、リスクのある行動こうどうを、どんな影響えいきょうがあるか考かんがえずにしてしまう

  • ときには、現実げんじつには存在そんざいしないものが見みえたり聞きこえたりする

重おもい躁状態そうじょうたい(躁病そうびょう性せい精神せいしん症しょう)がある人ひとには、次つぎのような症状しょうじょうが起おきることがあります。

  • 自分じぶんは特別とくべつな存在そんざい(キリストや天才てんさいなど)だと思おもいこむ

  • だれかに追おわれていると思おもいこむ

  • 走はしり回まわったり、さけび声ごえを上あげたり、歌うたを歌うたったりするなど、極端きょくたんな行動こうどうをする

  • 道理どうりに合あわない考かんがえや行動こうどうをする

重おもい躁状態そうじょうたいの人ひとは、すぐに病院びょういんに行いく必要ひつようがあります。

医師いしはどのようにして、私わたしが双極そうきょく症しょうかどうかを判断はんだんしますか?

医師いしは、あなたの症状しょうじょうのパターンから双極そうきょく症しょうを診断しんだんします。もしあなたが躁状態そうじょうたいだとしたら、躁状態そうじょうたいになった人ひとは何なにも悪わるいところはないと思おもうものなので、あなたは医師いしに自分じぶんの症状しょうじょうを正確せいかくに伝つたえられないかもしれません。そのため医師いしは、家族かぞくから情報じょうほうを得えようとすることがあります。

医師いしは、出でている症状しょうじょうを引ひき起おこすことがある他ほかの薬くすりや病気びょうきがないか確たしかめるために、血液けつえきや尿にょうの検査けんさをする場合ばあいもあります。

医師いしは双極そうきょく症しょうをどのように治療ちりょうしますか?

医師いしは次つぎのことをする場合ばあいがあります。

  • リチウムやバルプロ酸さんなどの薬くすりを処方しょほうする

  • グループまたは個人こじんでのカウンセリングをする(精神療法せいしんりょうほう)

  • 薬くすりでうつ病びょうがよくならない場合ばあいは、電気でんきけいれん療法りょうほう(以前いぜんはショック療法りょうほうと呼よばれていました)をする

電気でんきけいれん療法りょうほうでは、医師いしが薬くすりを使つかってあなたを眠ねむらせ、それから、あなたの脳のうに電流でんりゅうを流ながします。その理由りゆうは医師いしたちもよく知しらないのですが、電流でんりゅうを流ながすことが、うつ病びょうの解消かいしょうに役立やくだつことがよくあります。

重おもい躁状態そうじょうたいやうつ病びょうがある場合ばあいや、深刻しんこくな問題もんだいにつながる可能性かのうせいのあるリスクがある場合ばあいには、医師いしは治療ちりょうのために、あなたを入院にゅういんさせることがあります。

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