腎臓じんぞう感染症かんせんしょう

完全なレビュー: 2025年 6月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2025年 7月
v28289967_ja
プロフェッショナル版を見る
家庭版で詳しい説明を読む

腎臓じんぞう感染症かんせんしょうとはどのような病気びょうきですか?

腎臓じんぞうは、ソラマメのような形かたちをした2つある臓器ぞうきで、血液けつえきから老廃物ろうはいぶつを取とり除のぞいて尿にょうがつくられるところです。ときに、腎臓じんぞうに細菌さいきんが感染かんせんすることがあります。

  • 腎臓じんぞう感染症かんせんしょうは通常つうじょう、細菌さいきんが尿路にょうろから腎臓じんぞうに上あがっていくことで起おこります。

  • 腎臓じんぞう感染症かんせんしょうは通常つうじょう、寒気さむけ、発熱はつねつ、背部はいぶの痛いたみを引ひき起おこします。

  • 腎臓じんぞう感染症かんせんしょうは、男性だんせいよりも女性じょせいに多おおく起おこります。

  • ほとんどの腎臓じんぞう感染症かんせんしょうは、抗菌薬こうきんやくで治なおすことができます。

尿路にょうろ

腎臓じんぞう感染症かんせんしょうの原因げんいんは何なんですか?

ほとんどの腎臓じんぞう感染症かんせんしょうは、ふだんから腸ちょうの中なかに住すんでいる細菌さいきんによって引ひき起おこされます。細菌さいきんは以下いかのように尿路にょうろを上あがっていくことで、体からだの外そとから腎臓じんぞうの中なかに入はいります。

  • まず、細菌さいきんが尿道にょうどう(尿にょうを膀胱ぼうこうから体からだの外そとに出だすための管くだ)に入はいります。

  • 次つぎに、細菌さいきんが膀胱ぼうこうまで上あがっていきます。

  • 細菌さいきんは膀胱ぼうこうから、尿管にょうかん(腎臓じんぞうじと膀胱ぼうこうをつないでいる管くだ)を通とおって、腎臓じんぞうまで上あがっていくことがあります。

次つぎの場合ばあい、腎臓じんぞう感染症かんせんしょうにかかりやすくなります。

  • 何なにかが尿路にょうろをふさいでいるために、尿にょうが流ながれ出でにくくなっている場合ばあい

  • あなたに腎結石じんけっせきがある場合ばあい

  • 尿道にょうどうにカテーテル(尿にょうを膀胱ぼうこうから体からだの外そとに出だすための細ほそくてやわらかい管くだ)が入はいっている場合ばあい

  • あなたが糖尿病とうにょうびょうの場合ばあいや免疫めんえきの働はたらきが弱よわまっている場合ばあい

  • 妊娠にんしんしているとき(成長せいちょうしていく赤あかちゃんの体からだに押おされて、尿にょうの流ながれが止とまることがあるため)

腎臓じんぞう感染症かんせんしょうにはどのような症状しょうじょうがありますか?

  • 突然とつぜんの寒気さむけと発熱はつねつ

  • 腰こしの痛いたみ

  • 吐はき気け

高齢こうれいの人ひとには以下いかのような症状しょうじょうがあらわれることがあります。

  • 混乱こんらん

  • 発熱はつねつ

  • 血液けつえきの感染症かんせんしょう

医師いしはどのようにして、腎臓じんぞう感染症かんせんしょうかどうかを判断はんだんしますか?

医師いしは次つぎのことから、腎臓じんぞう感染症かんせんしょうかどうかを見分みわけることができます。

  • 患者かんじゃの症状しょうじょう

  • 尿にょうの検査けんさ

医師いしは、感染かんせんが血液けつえきにまで広ひろがっていないか確たしかめるために、血液検査けつえきけんさをすることがあります。

医師いしは、腎臓じんぞうと尿路にょうろを調しらべる画像検査がぞうけんさ(CT検査けんさまたは超ちょう音波検査おんぱけんさ)をすることもあります。画像検査がぞうけんさでは、腎臓じんぞう感染症かんせんしょうの原因げんいんかもしれない、つまりなどの異常いじょうがないか調しらべます。以下いかのことに当あてはまる場合ばあいは、画像検査がぞうけんさが必要ひつようになることがあります。

  • 抗菌薬こうきんやくを3日間かかん飲のんでも、発熱はつねつが続つづいている

  • 腎臓じんぞう感染症かんせんしょうになったことが何度なんどもある

  • 血液検査けつえきけんさの結果けっかから、腎臓じんぞうのダメージがあることがわかっている

医師いしは腎臓じんぞう感染症かんせんしょうをどのように治療ちりょうしますか?

医師いしは以下いかのことを行おこないます。

  • 5~14日間かかん分ぶんの抗菌薬こうきんやくを出だす

  • あなたが抗菌薬こうきんやくを使つかい終おったらすぐに、尿にょうのサンプルをもう一度いちどとって、感染かんせんがおさまったことを確たしかめる

あなたが次つぎのことに当あてはまる場合ばあいは、何日なんにちか入院にゅういんし、抗菌薬こうきんやくを直接ちょくせつ静脈じょうみゃくの中なかに注射ちゅうしゃしなければならないこともあります。

  • 何回なんかいも嘔吐おうとする

  • 脱水状態だっすいじょうたい(体からだの水分すいぶんが減へりすぎた状態じょうたい)になっている

  • 一部いちぶのがん、糖尿病とうにょうびょう、エイズなど、免疫めんえきの働はたらきを弱よわめる病気びょうきがある

  • 低血圧ていけつあつや混乱こんらんなど、血液けつえきに広ひろがった重おもい感染症かんせんしょうの徴候ちょうこうがある

退院たいいんした後あとは、家いえで抗菌薬こうきんやくを飲のむことになります。

腎結石じんけっせきや尿道にょうどうの病気びょうきがある場合ばあい、医師いしはそれらの病気びょうきを治療ちりょうします。

腎臓じんぞう感染症かんせんしょうはどうすれば予防よぼうできますか?

腎臓じんぞう感染症かんせんしょうに何度なんどもかかっている場合ばあい、医師いしは少すくない量りょうの抗菌薬こうきんやくを定期的ていきてきに飲のむように勧すすめます。

quizzes_lightbulb_red
医学知識をチェックTake a Quiz!
ANDROID iOS
ANDROID iOS
ANDROID iOS