精神医療従事者の職種(米国の場合)

職種

専門教育

行える医療行為

精神科医

メディカルスクール卒業後4年以上にわたり医学および精神医学の研修を受けた医師

薬の処方、電気けいれん療法の実施、入院の判断が可能

精神療法のみを行う場合、薬の処方(薬物療法)のみを行う場合、両方を行う場合がある

心理士

医学以外の修士号または博士号をもつ医療従事者

多くの場合、博士号取得後に専門教育を受け、通常は診断に有用な心理検査の実施方法について教育を受けている

精神療法を行えるが、身体診察、薬の処方(大半の州)、入院の判断はできない

精神科ソーシャルワーカー

家族療法、夫婦療法、個人療法など、特定の特殊な精神療法について訓練を受けた医療従事者

多くの場合、患者と州の社会福祉制度との仲立ちを担うための訓練を受ける

修士号やときに博士号を取得している者もいる

身体診察や薬の処方はできない

精神科上級実践看護師

正看護師で、修士号以上の学位をもち、行動保健学分野の訓練を受けた者

州によっては単独で精神療法を実施でき、医師の監督下で薬の処方もできる

精神分析家

精神分析(集中的精神療法の一種であり、週に数回のセッションを行って無意識の思考、感情、行動のパターンを調べる)の実施について長期間の訓練を受けた精神科医、心理士、またはソーシャルワーカー

精神分析を行うほか、精神科医の資格ももっている場合は、薬の処方と入院の判断も行う

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