安全性の基本

簡単かつ常識的な安全対策で、けがを予防することができます。以下はその例です。

全般的な安全性

  • 応急処置を学ぶ。

  • 応急処置のキットを準備または購入する。

  • 心肺蘇生や気道閉塞を回復させるハイムリッヒ法などの方法を学ぶ。

  • 自転車やオートバイに乗るときはヘルメットをかぶり、ローラーブレードやスケートボードではリストガードなどスポーツ用の補助的な保護具も付ける。

  • 銃器を安全に保管する。

  • 1人で泳がない。

  • 手首の反復動作(タイピングなど)が必要な場合は、手根管症候群のリスクを高めないような位置で行う。

  • 定期的かつ安全に運動する。

  • 禁酒するか、飲酒量を制限する。

家庭での安全性

小児の転倒と負傷の予防策:

  • 地下室のドアにセーフティロックを付ける。

  • 小児がいるときは窓を閉めて錠をかける。

  • 角が鋭い家具は交換するかカバーを付ける。

  • 幼児用歩行器は使用しない。

  • 窓ガードを取り付ける(特に2階以上の窓)。

  • 階段の上と下に階段用のゲートを使う。

中毒の予防策:

  • 異なる種類の洗剤を混ぜない。

  • オーブンやトイレ用の洗剤、殺虫剤、アルコール、不凍液は密閉し、小児の手の届かないところに保管する。

  • 薬はすべて元の容器に入れて保管し、幼児のいる家庭やよその幼児の訪問時には、チャイルドロックの付いた薬容器を使用する。

  • 使用期限の過ぎた薬や不要になった薬は、安全な廃棄方法の指示に従って廃棄する(米国食品医薬品局ウェブサイトのHow to Dispose of Unused Medicines[使用しなかった薬剤の廃棄方法]を参照)。

火災の予防策:

  • 火災報知器を家のすべての階(地下室も含む)、すべての寝室に設置する。

  • 電池を毎月点検し、6カ月毎に新しい電池と交換する。

  • 避難経路を計画し、避難の訓練をする。

  • 台所の中または近くに消火器を置く。

  • 電気系統を専門業者に点検してもらう。

  • 火のついたロウソクをそのまま放置しない。

  • ベッドで喫煙しない。

一酸化炭素中毒の予防策:

  • 屋内の燃焼源に対して十分に換気する(暖炉、温水暖房機、薪や木炭を燃やすストーブ、石油ストーブなど)。

  • 排気筒や煙突は定期的に清掃し、漏れがないか点検する。

  • 一酸化炭素の検知器を自宅に設置する。

ラドンへの曝露の予防策:

  • 家の中のラドンレベルをチェックしてもらう。

  • 十分に換気する(特に地下室)。

鉛中毒の予防策:

  • 地域の保健局に相談し、家の飲み水に含まれる鉛の毒性を調べる方法を尋ねる。

  • 家屋の塗料が鉛を含有しているかどうか調べる(古い家にみられる);疑わしい場合は、塗料の小片を検査する。

  • 米国外で製造されたセラミック製の皿に鉛が含まれていないか検査する。

  • 医師の勧めに応じて、小児の鉛レベルを検査してもらう。

熱傷(やけど)の予防策:

  • 温水ヒーターの最高温度を54.4℃以下に設定する。

食品の安全性

  • 包装の「賞味期限」に注意する。

  • 傷みやすい食品はすぐに冷蔵する。

  • 傷ついている缶詰や、蓋が緩んでいたり膨らんでいたりするものは買わない。

  • 冷蔵庫は4.4℃、冷凍庫は-17.8℃に保つ。

  • 2日以内に使わない新鮮な肉(魚や鶏肉も含む)は冷凍する。

  • 生肉の肉汁を他の食品に垂らさない。

  • 食品を扱う前後に手を洗う。

  • 食品には完全に火を通す。

  • 生肉と加熱調理した肉の両方に、同じ調理用具や皿を使わない。

  • 使用後は調理台、まな板、調理用具のすべてを熱い石けん水で洗う。

車の安全性

  • 制限速度に従い、安全運転を行う。

  • 乗客全員のシートベルト着用を確認する。

  • 小児は身長と体重に適したカーシートや他の拘束器具に乗せる。

  • 動いている車内で乳児や小児を大人の膝の上に乗せない。

  • 運転前に飲酒してはならず、レクリエーショナルドラッグや眠気を催す薬も使用しない。

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