手術室しゅじゅつしつには、手術しゅじゅつチームが手術しゅじゅつを行おこなえるように、無菌むきんの環境かんきょうが整ととのえられています。手術しゅじゅつチームは次つぎのスタッフで構成こうせいされます。

執刀医しっとうい：手術しゅじゅつを指揮しきします。

助手じょしゅの外科医げかい（少すくなくとも1人ひとり）：執刀医しっとういを手助てだすけします。

麻酔医ますいい：麻酔薬ますいやくの量りょうをコントロールし、患者かんじゃさんの状態じょうたいを注意深ちゅういぶかく見守みまもります。

器械出きかいだし看護師かんごし：執刀医しっとういに器具きぐをわたします。

外回そとまわり看護師かんごし：手術しゅじゅつチームのために予備よびの器具きぐなどを用意よういします。

手術室しゅじゅつしつにはふつう、バイタルサインを表示ひょうじするモニター装置そうち、手術器具しゅじゅつきぐを置おく器具きぐ台だい、手術しゅじゅつ用ようの照明しょうめい（無影灯むえいとう）が置おかれています。麻酔ますい用ようのガスは、管くだを通とおして麻酔ますい装置そうちに送おくられます。手術中しゅじゅつちゅうにたまった血液けつえきや体液たいえきは、執刀医しっとういが組織そしきを見みるのにじゃまにならないように、吸引装置きゅういんそうちにつないだカテーテルで吸すい取とります。手術室しゅじゅつしつに入はいる前まえに始はじめた点滴てんてきは、手術中しゅじゅつちゅうもそのまま続つづけます。