心内膜炎

心内膜炎

    感染性心内膜炎では、心内膜(心臓の内側を覆っている層)や心臓弁のほか、心房・心室や血管のつながり方が異常な部分(心臓の先天異常)で感染が起きます。右上の拡大図には、左心室から左心房への血液の逆流を防いでいる正常な僧帽弁が示されています。右下の拡大図には、僧帽弁の弁尖にできた疣贅(ゆうぜい―小さな血栓と細菌の混合物)が示されていて、感染性心内膜炎と一致しています。心臓弁の疣贅と炎症は、正常な弁機能の働きを妨害し、左心室から左心房への血液の異常な逆流を引き起こす可能性があります。

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