分娩後の感染症

(分娩後感染)

執筆者:Julie S. Moldenhauer, MD, Children's Hospital of Philadelphia
レビュー/改訂 2022年 2月
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やさしくわかる病気事典

    分娩の直後はたいてい体温が上昇します。分娩から12時間以内に体温が38℃以上になると感染が疑われますが、そうでないこともあります。しかし、このような場合は、医師または助産師の診察を受ける必要があります。一般に、分娩後24時間経ってから6時間以上の間隔をおいた体温測定で2回、38℃以上の発熱が認められた場合、分娩後の感染症と診断されます。

    医師は感染予防および感染症につながりかねない状態の治療に努めるため、分娩後の感染症はめったに起こりません。しかし、感染が起きると重篤になるおそれがあります。そのため、分娩後1週間以内に38℃以上の発熱がみられたら、直ちに医師に連絡してください。

    分娩後の感染症としては以下のものがあります。

    • 分娩が直接関係しているもの(子宮や子宮周囲の感染症)

    • 分娩が間接的に関係しているもの(腎臓膀胱乳房、肺などの感染症)

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