思春期の少年

完全なレビュー: 2025年 2月 執筆者:Masaya Jimbo, MD, PhD, Thomas Jefferson University Hospital | 査読者Leonard G. Gomella, MD, Sidney Kimmel Medical College at Thomas Jefferson University
最終更新日: 2025年 2月
v800233_ja
プロフェッショナル版を見る
やさしくわかる病気事典

思春期とは、生殖能力が十分に備わり、成人としての性の特徴が現れてくる段階のことです。男児では、通常10~14歳で思春期を迎えます。ただし、9歳ごろから始まる場合も珍しくありません。その後の思春期の身体的変化は16~18歳まで続くことがあります。

  • 思春期に、精巣でテストステロンがつくられるようになります。

  • テストステロンは、生殖器の成熟、ひげや陰毛の発生、声が低くなるなどの変化を引き起こします。

脳の下部に存在する下垂体が思春期を導きます。思春期になると、下垂体が黄体形成ホルモンと卵胞刺激ホルモンを分泌し、これらが精巣を刺激してテストステロンがつくられます。黄体形成ホルモンは精巣にテストステロンを作らせます。卵胞刺激ホルモン(およびテストステロン)は精巣に精子を作らせます。テストステロンは、男性としての性的発達である第二次性徴(ひげや声変わりなど、生殖器系の一部ではない特徴を含みます)の発現を担っています。

性的発達は、以下のように決まった順番で起こります。

  • 陰嚢と精巣が大きくなる

  • 陰茎が長くなる(11歳半~13歳頃)

  • 精管と前立腺が大きくなる

  • 陰毛が生える

  • ひげとわき毛が生える(陰毛が生え始めてから約2年後)

  • 射精できるようになる(通常青年期の中期、12歳半~14歳頃)

妊よう性は青年期の後期になるまで獲得されません。青年期早期の男児で乳房の片方または両方が膨らむことがあり(女性化乳房)、これは通常1年以内に消失します。

性的せいてき発達はったつの発達はったつ指標しひょう

思春ししゅん期きには、性的せいてきな発達はったつが一連いちれんの順序じゅんじょで起おきていきます。しかし、それらの変化へんかが始はじまる時期じきや変化へんかの速そくさには個人こじん差さがあります。女児じょじの場合ばあい、思春ししゅん期きは8歳さい半はんから10歳さいで始はじまり、4年ねんほど続つづきます。このチャートには、性的せいてき発達はったつにおける重要じゅうような段階だんかいの典型的てんけいてきな順序じゅんじょと正常範囲せいじょうはんいが示しめされています。

quizzes_lightbulb_red
医学知識をチェックTake a Quiz!
ANDROID iOS
ANDROID iOS
ANDROID iOS