唾液腺がん

執筆者:Bradley A. Schiff, MD, Montefiore Medical Center, The University Hospital of Albert Einstein College of Medicine
Reviewed ByLawrence R. Lustig, MD, Columbia University Medical Center and New York Presbyterian Hospital
レビュー/改訂 2024年 9月 | 修正済み 2025年 4月
v9176965_ja
プロフェッショナル版を見る
やさしくわかる病気事典

唾液腺のがんは、唾液腺にできる良性の増殖性病変に比べてはるかにまれです。唾液腺がんで最も多いのは粘表皮がん(唾液腺を構成する細胞を侵すがん)で、口蓋の小唾液腺に発生したり、または下あごの下か後ろにある大唾液腺のいずれかに発生してしこりを生じたりすることがあります。

だい唾液腺だえきせん位置いち

口、鼻、のどのがんの概要も参照のこと。)

唾液腺がんの症状

ほとんどの唾液腺がんは、痛みのない腫瘤(しゅりゅう)として始まります。腫瘍が増殖して痛むようになると、ものを食べたときに唾液の分泌が刺激され、痛みが悪化することがあります。腫瘍が近くの神経を侵すと、顔面の一部にしびれやピリピリ感が現れたり、顔面を動かしにくくなったりすることがあります。

唾液腺がんの診断

  • 生検

  • 病期診断のための画像検査

がんの可能性が疑われる唾液腺があれば生検(組織のサンプルを採取して顕微鏡で調べる検査)が行われます。生検でがんであることが分かれば、がんの広がりを確認するためにCT検査MRI検査などの画像検査が行われます。唾液腺がんは広範囲に広がることがあるため、肺、肝臓、骨、脳の画像検査も行われることがあります。

唾液腺がんの治療

  • 手術

  • 放射線療法

ほとんどの唾液腺がんの治療は、手術とその後必要に応じて放射線療法が行われます。医師は手術中に顔面神経を傷つけないよう注意します。

さらなる情報

以下の英語の資料が役に立つかもしれません。こうした情報源の内容について、MSDマニュアルでは責任を負いかねることをご了承ください。

  1. 米国がん協会(American Cancer Society):唾液腺がん:診断と治療に関する情報を含む、唾液腺のがんについての概要を提供します

quizzes_lightbulb_red
医学知識をチェックTake a Quiz!
ANDROID iOS
ANDROID iOS
ANDROID iOS