シーバー病

(シーバー病、踵骨骨端症)

執筆者:James C. Connors, DPM, Kent State University College of Podiatric Medicine
Reviewed ByBrian F. Mandell, MD, PhD, Cleveland Clinic Lerner College of Medicine at Case Western Reserve University
レビュー/改訂 2025年 10月 | 修正済み 2025年 11月
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シーバー病は、思春期の年齢の小児においてかかとの骨(踵骨[しょうこつ])の成長板に炎症が起きる病気です。

小児における骨の病気の概要も参照のこと。)

シーバー病は骨軟骨症です。骨軟骨症は、小児が急速に成長する時期に起こる骨の成長板の障害です。小児の骨は成長板から成長します。小児の成長が終わると、成長板は固い骨になります。成長板が固くなると、骨はそれ以上伸びなくなります。かかとの骨は、小児が約15歳になる頃に固くなります。

かかとのほね位置いち

かかとのほね踵骨しょうこつ[しょうこつ])はあし後部こうぶにあります。

シーバー病は思春期に起こります。成長期の間、骨、筋肉、腱は異なる速度で成長します。ふくらはぎの筋肉とアキレス腱は固くなり、かかとに付着している成長板を引っ張ることがあります。運動競技的に活発な小児(通常は9~14歳)、特にかかとが高くならない靴(陸上競技用フラットシューズやサッカークリートなど)を履いている小児は、スポーツをしている間に固い筋肉や腱が引っ張られ、成長板が損傷して腫れることから、シーバー病になることもあります。この損傷はかかとの痛みを引き起こします。

かかとの側面または端に痛みが感じられ、つま先立ちをしたり走ったりすると悪化します。熱感や赤みが現れる小児もいます。小児は、足を引きずったり、患側のかかとに体重をかけないようにしたりすることがあります。

診断は症状に基づいて下されます。X線検査は、シーバー病の診断を下すことができませんが、骨嚢腫や疲労骨折といった、別のかかとの痛みの原因を特定する役に立つことがあります。

シーバー病の治療

  • ふくらはぎの筋肉とアキレス腱のストレッチ

  • ヒールカップ、パッド、夜間用装具、またはときにギプス

  • 氷冷と安静

スポーツの前後にふくらはぎの筋肉とアキレス腱をストレッチすることが、症状の予防と緩和に役立ちます。座った状態でストレッチができたら、立位でも行うことができます。

座った状態でのストレッチでは、足の指の付け根部分にストレッチバンドをかけ、脚をまっすぐ伸ばし、足の裏とアキレス腱に沿ってストレッチが感じられるようになるまで、膝より上までゆっくりとバンドを引きます。

立位でのストレッチについては、動画「」を参照してください。

かかとの骨がクッションで支えられるようにするために、ヒールカップをクリートなどの靴の中に入れることもできます。

ヒールパッドを使用すると、かかと部分が高くなり、アキレス腱がかかとを引っ張る力が弱まることにより、痛みが和らぎます。

ふくらはぎの筋肉を伸ばし柔軟性を保たせるために、副子を夜間に装着することがあります。

安静にし、患部に氷をあてがい、痛みが和らぐように活動を変えることもできます。

重度の痛みや治療が困難な痛みがある場合は、ギプスの使用が勧められます。ギプスは足を固定し、痛みを和らげ、ふくらはぎの筋肉を伸ばします。

医師は、鎮痛のために抗炎症薬や鎮痛薬(イブプロフェンなど)を処方することもあります。

症状は数カ月続くこともありますが、最終的には消失します。

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