反芻症

執筆者:Evelyn Attia, MD, Columbia University Medical Center;
B. Timothy Walsh, MD, College of Physicians and Surgeons, Columbia University
Reviewed ByMark Zimmerman, MD, South County Psychiatry
レビュー/改訂 修正済み 2025年 8月
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やさしくわかる病気事典

反芻症は、食べたものを逆流させる行為を特徴とする摂食症です。逆流は意図的に行われる場合もあります。

  • 反芻症の人の中には、この行動が社会的に容認されないことを認識していて、他の行為に装ったり、隠そうとしたりする人もいます。

  • 食事の量を制限している人(逆流させているのを人に見られないようにしている)では、体重が減少したり、栄養不良に陥ったりすることがあります。

  • 反芻症の診断は、その人が食べものを1カ月以上にわたり繰り返し逆流させていることを報告した場合に下されます。

  • 行動変容法が助けになることがあります。

この病気の人は、食べたものを繰り返し(典型的には毎日)逆流させます。吐き気はなく、逆流させたものは、再びかんだ後に吐き出すこともあれば、再び飲み込むこともあります。

反芻症は乳児、小児、青年、成人で発症します。精神疾患であるとともに、「機能性」胃腸疾患(腸脳相互作用障害とも呼ばれます)とも考えられます。

典型的には何らかの病気を原因とする激しい現象である嘔吐とは異なり、逆流は抑えられないわけではなく、むしろ自発的に行われている場合もあります。しかし、患者はこの行為がやめられないと報告することがあります。

一部の人は、この行動が社会的に容認されないことを知っており、口に手を当てたり、せきをしたりすることで隠そうとする人もいます。他の人と食事をすることを避け、社会活動や仕事の前には食事をとらないことで、人前では逆流させないようにする人もいます。

食事の量を制限する人もいます。逆流させたものを吐き出したり、食事の量を大幅に制限したりしている人では、体重が減少したり、栄養不良に陥ったりすることがあります。

反芻症の診断

  • 標準の精神医学的診断基準に基づく医師による評価

反芻症の診断は通常、以下の場合に下されます。

食べたものを逆流させている様子を医師が観察する場合もあれば、本人が自ら逆流を報告する場合もあります。

反芻症が疑われるか診断された場合には、体重減少や栄養不良がないかを調べるために、栄養状態の評価を行います。

反芻症の治療

  • 行動変容

行動変容法(認知行動療法を用いた治療法など)が助けになることがあります。行動変容法は、望ましい行動を学習しつつ、望ましくない行動の習慣をなくすのに役立ちます。

さらなる情報

以下の英語の資料が役に立つかもしれません。こうした情報源の内容について、MSDマニュアルでは責任を負いかねることをご了承ください。

  1. 全米摂食症協会(National Eating Disorders Association[NEDA])

  2. 全米神経性やせ症・関連症協会(National Association of Anorexia Nervosa and Associated Disorders[ANAD])

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