新世界ラセンウジバエについて知っておくべきこと
新世界ラセンウジバエ(NWS)は、家畜などののを引き起こす幼虫を産むハエです。人に寄生することはまれです。新世界ラセンウジバエが食べ物を汚染することはありません。
新世界ラセンウジバエとは何ですか?
新世界ラセンウジバエ(NWS)は、学名Cochliomyia hominivoraxとして知られるハエの一種です。
このハエは、家畜、野生動物、ペット、人などの温血動物の開いた傷口や体腔(鼻道など)に虫卵を産みつけます。虫卵がふ化した後、幼虫(ウジ)が生きた組織を侵食します。これはNWS蠅蛆症と呼ばれます。
NWS蠅蛆症は(動物と人間の間で感染する病気)です。
米国農務省動物・植物健康検査局(APHIS)
新世界ラセンウジバエの生息地
2000年代初頭までに、米国とメキシコは昆虫対策により新世界ラセンウジバエ(NWS)の根絶に成功しました。しかし2022年以降、パナマ、コスタリカ、メキシコで新たな流行が発生しています。気候変動や動物の状況変化により、米国の一部を含め、かつては根絶した場所にNWSが再び起こる可能性が高くなっています。
新世界ラセンウジバエは人の健康にどのように影響しますか?
新世界ラセンウジバエ(NWS)による感染症が人に影響を及ぼすことはまれです。新世界ラセンウジバエが存在する地域に旅行し、開いた傷口がある、家畜のいる場所に滞在する、屋外で睡眠する人は、NWSに感染するリスクがあります。
新世界ラセンウジバエの幼虫が寄生した傷口は、不快感、腫れ、組織の損傷を引き起こします。治療されない場合は寄生が悪化し、重篤な感染症を引き起こす可能性があります。
新世界ラセンウジバエは動物の健康にどのように影響しますか?
新世界ラセンウジバエは、人ではなく動物に最も多くみられます。ペット、家畜、野生動物は寄生されやすいです。幼虫が除去されないと、感染した動物の体重が減ったり、傷口が治癒しなかったり、死に至ることもあります。
新世界ラセンウジバエの寄生はどのように検出されますか?
注意すべき症状は、発熱と、赤みと痛みを伴う広がった傷口で、悪臭を帯びていたり、ウジが動いている傷口です。
医療専門職は、組織中からハエの幼虫(ウジ)を見つけることで、新世界ラセンウジバエの寄生を診断します。必要に応じて、幼虫を特定の検査機関に送ります。
新世界ラセンウジバエは食品の安全性や供給にリスクをもたらしますか?
肉や他の動物製品を食べることによって新世界ラセンウジバエ(NWS)に感染することはありません。主な懸念は、食べ物の安全性ではなく、生きた動物の健康です。検査を受けた健康な動物の肉は、安全に食べることができます。
新世界ラセンウジバエの流行は、ウシなどの多くの家畜が死亡したり肉の供給量が減ることで、食肉の供給に影響を及ぼす可能性があります。
新世界ラセンウジバエの流行はどのように管理されていますか?
不妊虫放飼法(SIT):この方法では、新世界ラセンウジバエ(NWS)の集団を減らすために、不妊の雄バエを放出します。新世界ラセンウジバエが北米に戻るのを防止する上で非常に効果的です。
隔離と点検:新世界ラセンウジバエが存在する地域から輸送された動物について、寄生の兆候がないか慎重にチェックします。
迅速な治療:新世界ラセンウジバエ幼虫を傷口から除去し、感染を迅速に治療することが、人と動物の両方にとって不可欠です。
どうすれば自分や動物を新世界ラセンウジバエから保護できますか?
傷口を清潔に保ち、覆うようにしてください。
新世界ラセンウジバエ(NWS)が存在する地域に住んでいるか旅行する場合は、ペットと家畜の状態を定期的に確認します。
傷口が治らない場合やウジの寄生の徴候が認められる場合は、医師または獣医の診察を受けてください。
特に新世界ラセンウジバエの寄生が現在発生しているか過去に発生した地域に旅行した後に疑わしい事例がある場合は、現地の保健当局または動物当局に報告してください。
新世界ラセンウジバエの詳細はどこで確認できますか?
:新世界ラセンウジバエ
U.S. Centers for Disease Control and Prevention:About New World Screwworm(米国疾病予防管理センター:新世界ラセンウジバエ)



