免疫不全めんえきふぜん疾患しっかんの大おおまかな説明せつめい

完全なレビュー: 2025年 10月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2025年 10月
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免疫系めんえきけいは、体からだを守まもるための仕組しくみです。体からだを病気びょうきや感染かんせんから守まもるのに役立やくだっています。免疫系めんえきけいの役割やくわりは、細菌さいきんや寄生虫きせいちゅう、がん細胞さいぼうなど、体からだの一部いちぶではないものを攻撃こうげきすることです。

免疫不全めんえきふぜん疾患しっかんとはどのような病気びょうきですか?

免疫不全めんえきふぜんとは、免疫系めんえきけいの働はたらきが弱よわくなっている(十分じゅうぶんでなくなっている)ことを意味いみします。免疫不全めんえきふぜんの人ひとは、免疫抑制めんえきよくせい状態じょうたいや易感染状態いかんせんじょうたいといわれることもあります。

免疫不全めんえきふぜんであると、ほかの人ひとよりも病気びょうきが長引ながびいたり、ほかの人ひとでは軽かるくすむ感染症かんせんしょうがより重おもくなったりすることがあります。

  • 免疫系めんえきけいの働はたらきが弱よわまっている場合ばあい、あなたは病気びょうきや感染かんせんから十分じゅうぶんに守まもられていません。

  • 正常せいじょうな人ひとより病気びょうきになることが多おおくなります。

  • よくある感染症かんせんしょうが普通ふつうより危あぶなくなったり、めずらしい感染症かんせんしょうにかかったりすることがあります。

  • 生うまれたときから免疫不全めんえきふぜんの場合ばあいもあれば、感染かんせん、病気びょうき、または治療ちりょうが原因げんいんで免疫不全めんえきふぜんになる場合ばあいもあります。

  • もしあなたが免疫不全めんえきふぜんなら、感染かんせんを避さけるための対策たいさくをする必要ひつようがあります。

  • 免疫不全めんえきふぜんによって引ひき起おこされた病気びょうきは、抗菌薬こうきんやく、免疫めんえきグロブリン(健康けんこうな免疫系めんえきけいの人ひとの血液中けつえきちゅうの抗体こうたい)、ときに幹細胞かんさいぼう(感染かんせんと闘たたかう白血球はっけっきゅうを含ふくむ血液細胞けつえきさいぼうに発達はったつする細胞さいぼう)の移植いしょくによって治療ちりょうします。

免疫不全めんえきふぜん疾患しっかんの原因げんいんは何なんですか?

免疫不全めんえきふぜん疾患しっかんは次つぎの原因げんいんで起おこる可能性かのうせいがあります。

  • 生うまれつきの遺伝性疾患いでんせいしっかん ― ただし、これはめずらしいことです

  • 後期こうきHIVなどの感染症かんせんしょう

  • 一部いちぶのがん、特とくに骨髄こつずいに影響えいきょうを与あたえるがん

  • 放射線療法ほうしゃせんりょうほうや一部いちぶの化学療法かがくりょうほうなど、がんに対たいする治療ちりょう

  • 糖尿病とうにょうびょう

  • 一部いちぶの薬くすり

炎症えんしょうを止とめるために医師いしが使つかう多おおくの薬剤やくざいは、免疫系めんえきけいの働はたらきを弱よわめる可能性かのうせいがあります。そのような薬剤やくざいは免疫抑制薬めんえきよくせいやくといいます。例れいとしては、プレドニゾンのようなステロイド(ときにグルココルチコイドまたはコルチコステロイドとも呼よばれます)があります。医師いしは、あなたに免疫抑制薬めんえきよくせいやくを使つかうことがありますが、それは免疫系めんえきけいがあなた自身じしんの体からだを攻撃こうげきしている(自己免疫疾患じこめんえきしっかん)ためです。

免疫不全めんえきふぜん疾患しっかんにはどのような症状しょうじょうがありますか?

次つぎのような症状しょうじょうがあります。

医師いしはどのようにして、私わたしが免疫不全めんえきふぜん疾患しっかんかどうかを判断はんだんしますか?

医師いしは、あなたが病気びょうきによくかかる場合ばあいや、病気びょうきが重おもい場合ばあい、または治療ちりょうをしても普通ふつうの効果こうかがみられない場合ばあいに、免疫不全めんえきふぜん疾患しっかんを疑うたがいます。ふつうは次つぎのことをします。

  • 血液検査けつえきけんさ

血液検査けつえきけんさによって、白血球はっけっきゅうの数かずがとても少すくないか、免疫系めんえきけいによってつくられる物質ぶっしつの量りょうが減へっていることが分わかることがあります。あなたにHIV感染症かんせんしょうになりやすい要因よういんがある場合ばあいは、HIV検査けんさを受うけることになります。あなたの子こどもに免疫不全めんえきふぜんの徴候ちょうこうがある場合ばあいは、医師いしは遺伝子検査いでんしけんさをすることがあります。

あなたの症状しょうじょうによっては、医師いしは次つぎのこともします。

  • 免疫系めんえきけいがどれくらい働はたらいているかを調しらべる皮膚ひふの検査けんさ

  • 腫はれたリンパ節せつや骨髄こつずいの生検せいけん

医師いしは免疫不全めんえきふぜん疾患しっかんをどのように治療ちりょうしますか?

医師いしは、がんや糖尿病とうにょうびょう、HIV感染症かんせんしょうなど、あなたの免疫不全めんえきふぜん疾患しっかんの原因げんいんになっている病気びょうきを治療ちりょうします。治療ちりょうが成功せいこうすれば、普通ふつう、免疫系めんえきけいはよくなります。

あなたが飲のんでいる薬くすりが免疫不全めんえきふぜんを引ひき起おこしている場合ばあいは、医師いしがその薬くすりの量りょうを減へらしたり、その薬くすりの使用しようをやめるよう指示しじしたりすることがあります。医師いしは、必要ひつような薬くすりの量りょうと免疫不全めんえきふぜんの程度ていどを考かんがえながら、薬くすりの量りょうを減へらすか、使つかうのをやめるかを決きめます。

免疫不全めんえきふぜんのせいで感染症かんせんしょうが起おきている場合ばあいは、医師いしは次つぎの薬くすりをあなたに出だします。

  • 抗菌薬こうきんやく

  • 免疫めんえきグロブリン(免疫系めんえきけいが健康けんこうな人ひとの血液けつえきから取とり出だした抗体こうたい)

あなたの免疫不全めんえきふぜん疾患しっかんが骨髄こつずいの問題もんだいによって起おきている場合ばあいは、医師いしは次つぎのことをすることがあります。

幹細胞かんさいぼうとは、感染かんせんから体からだを守まもっている白血球はっけっきゅうなどの血液けつえきの細胞さいぼうに成長せいちょうする細胞さいぼうのことです。医師いしは、健康けんこうな人ひとから幹細胞かんさいぼうを取とり出だして、それを静脈じょうみゃくからあなたの体からだに入いれることができます。その幹細胞かんさいぼうがあなたの骨髄こつずいに移動いどうすると、健康けんこうな白血球はっけっきゅうをつくることができます。

もし私わたしが免疫不全めんえきふぜんなら、どうすれば感染症かんせんしょうを予防よぼうできますか?

あなたは次つぎの方法ほうほうで感染かんせんを避さける努力どりょくをするべきです。

  • 体調たいちょうが悪わるい人ひとと接触せっしょくしないようにする

  • 医師いしが勧すすめる予防接種よぼうせっしゅ(ワクチン)をすべて受うける

  • 十分じゅうぶんに火ひが通とおっていない食たべものを食たべたり、きれいでないかもしれない水みずを飲のんだりしないようにする

体調たいちょうが悪わるくなり始はじめたら、たとえあまりひどいと感かんじていなくても、かかりつけの医師いしにみてもらう必要ひつようがあります。

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