糖尿病とうにょうびょうの薬物療法やくぶつりょうほう

完全なレビュー: 2025年 3月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2025年 3月
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糖尿病とうにょうびょうは、血糖けっとう(ブドウ糖とう)値ちが高たかくなりすぎる病気びょうきで、一生いっしょう続つづきます。

糖尿病とうにょうびょうの人ひとはどうして薬くすりが必要ひつようなのですか?

血糖値けっとうちが長期間ちょうきかん高たかいままだと、重おもい糖尿病とうにょうびょうの合併症がっぺいしょうになります。食事しょくじに注意ちゅういして定期的ていきてきに運動うんどうしても、血糖値けっとうちをコントロールした状態じょうたいを保たもてない場合ばあいは、薬くすりを飲のむ必要ひつようがあります。医師いしが処方しょほうする薬くすりは、糖尿病とうにょうびょうの種類しゅるいと血糖値けっとうちがどれくらい高たかいかで異ことなります。

ときどき糖尿病とうにょうびょうの薬くすりで血糖値けっとうちが低ひくくなりすぎることがあります。血糖値けっとうちが低ひくい状態じょうたいを低血糖ていけっとうといいます。

インスリンとは何なんですか?

インスリンは、体からだでつくられる自然しぜんのホルモンで、血糖値けっとうちを下さげます。インスリンは薬くすりとして使つかうこともできます。インスリンを使つかう必要ひつようがある人ひとのほとんどは、注射ちゅうしゃ(ショット)を利用りようします。新あたらしい剤形ざいけいのインスリンは吸入器きゅうにゅうきで使つかうことができます。

私わたしはインスリンを使つかう必要ひつようがありますか?

あなたが1型糖尿病がたとうにょうびょうなら、インスリンを補おぎなう必要ひつようがあります。1型糖尿病がたとうにょうびょうの場合ばあいは、体からだがまったくインスリンを作つくりません。

あなたが2型糖尿病がたとうにょうびょうなら、他ほかの薬くすりで血糖値けっとうちを十分じゅうぶんにコントロールできない場合ばあいでなければ、たぶんインスリンを使つかう必要ひつようはありません。

どのような種類しゅるいのインスリンが使つかえますか?

インスリンは、どれくらい早はやく効きき目めが現あらわれて、どれくらい長ながく効きき目めが続つづくかで、次つぎのようなさまざまな型かたがあります。

  • 超速効型ちょうそっこうがたインスリンは5~15分ふんで働はたらき始はじめ、約やく4時間じかん続つづきます―食たべる直前ちょくぜんに超速効型ちょうそっこうがたインスリンを注射ちゅうしゃすることもあります。

  • レギュラーインスリンは30~60分ぷんで働はたらき始はじめ、6~8時間じかん続つづきます。

  • 中間型ちゅうかんがたインスリンは1~2時間じかんで働はたらき始はじめ、およそ1日にち続つづきます。

  • 長時間ちょうじかん作用型さようがたインスリンは最初さいしょの数時間すうじかんはほとんど効きき目めが現あらわれませんが、20~36時間じかん効果こうかが続つづきます。

1種類しゅるい以上いじょうのインスリンを使つかうことがあるかもしれません。そして、1日にちに1回かいまたは数回すうかいインスリンを使つかうことがあります。どの種類しゅるいをどれくらいの回数かいすうで使つかうかは、次つぎのようないくつかのことで異ことなります。

  • 食事しょくじや活動かつどうが変かわると血糖値けっとうちがどの程度ていど敏感びんかんに反応はんのうするか

  • 血糖値けっとうちの確認かくにんをどれくらいの回数かいすうならできるか

  • インスリンをどれくらいの回数かいすうなら補充ほじゅうできるか

  • 決きめられた食事しょくじと運動うんどうをどれだけ守まもることができるか

医師いしは、あなたにどの種類しゅるいのインスリンが一番いちばん合あうかを考かんがえます。毎日まいにち同おなじ量りょうのインスリンを補おぎなう人ひともいます。食事しょくじや運動うんどう、血糖値けっとうちに合あわせて、毎日まいにち補おぎなうインスリンの量りょうを変かえる人ひともいます。体重たいじゅうが増ふえたり減へったり、運動量うんどうりょうが変かわったり、精神的せいしんてきなストレスがかかったり、病気びょうきや感染症かんせんしょうになったりすると、体からだがどのようにインスリンを必要ひつようとするかが変かわることもあります。

インスリンはどのようにして補おぎないますか?

ほとんどの場合ばあい、インスリンは皮下ひかに注射ちゅうしゃ(ショット)をして体からだに取とり込こみます。インスリン注射ちゅうしゃには次つぎのような異ことなる方法ほうほうがあります。

  • インスリン注射器ちゅうしゃき―ビンに入はいったインスリンから自分じぶんでインスリンを補充ほじゅうします。

  • インスリンペン(数回分すうかいぶんのインスリンが入はいっている機器きき)―ペンにはダイヤルとボタンがついていて、ダイヤルを回まわしてするインスリンの量りょうを調節ちょうせつし、ボタンを押おしてインスリンを注射ちゅうしゃします。

  • インスリンポンプ―電池でんちで動うごく機器ききで、皮下ひかに刺さしたままにした細ほそい針はりからインスリンをポンプで送おくり込こみます。

あまりみられない次つぎのようなインスリンの補おぎない方かたもあります。

  • インスリンを吸すい込こむための吸入器きゅうにゅうき

  • 空気くうきの力ちからでインスリンを皮下ひかに噴射ふんしゃする機器きき

インスリンはどのような問題もんだいを引ひき起おこすことがありますか?

インスリンを使つかいすぎたり、決きまった時間じかんに食事しょくじをしなかったりすると、血糖値けっとうちが低ひくくなりすぎることがあります(低血糖ていけっとう)。

時間じかんが経たつと、体からだがインスリンに抵抗ていこうするようになります。つまり、同おなじ効果こうかを得えるために、より多おおくのインスリンが必要ひつようになるということです。

また、自分じぶんで注射ちゅうしゃしている場所ばしょに、次つぎのような問題もんだいが起おきることがあります。

  • アレルギー反応はんのうが出でたり、痛いたくなったり、焼やけつくような感かんじがしたり、赤あかくなったり、かゆくなったり、腫はれたりする

  • 脂肪しぼうのかたまりができて、ボコボコした皮膚ひふになる

  • 皮膚ひふにへこみができる

注射ちゅうしゃする場所ばしょを変かえれば、これらの問題もんだいのほとんどは避さけられます。

糖尿病とうにょうびょうの治療ちりょうにはほかにどのような薬くすりがありますか?

インスリンのほかにも、糖尿病とうにょうびょうの人ひとの血糖値けっとうちを調節ちょうせつするために数種類すうしゅるいの薬くすりが使つかわれています。飲のみ薬ぐすりもあれば、注射ちゅうしゃする薬くすりもあります。場合ばあいによっては、いくつかの薬くすりが必要ひつようになったり、こうした薬くすりとインスリンを合あわせて使つかったりする必要ひつようがあります。医師いしは血糖値けっとうちが低ひくくなり過すぎることなくコントロールができるよう、糖尿病とうにょうびょうに合あう適切てきせつな薬くすりを選えらびます。

糖尿病とうにょうびょうの薬くすりは、血糖値けっとうちをコントロールするために、次つぎのようないろいろな方法ほうほうで働はたらきます。

  • 膵臓すいぞう(インスリンをつくる臓器ぞうきで腹部ふくぶにあります)を刺激しげきして、体からだからもっとインスリンを出だすようにする

  • 肝臓かんぞうが糖とうを血流中けつりゅうちゅうに出だすのを妨さまたげる

  • 食たべたものに含ふくまれる糖分とうぶんが、胃いや腸ちょうから血流中けつりゅうちゅうに入はいるのを妨さまたげる

糖尿病とうにょうびょうの薬くすりは低血糖ていけっとうやその他たの副作用ふくさようを引ひき起おこすことがあります。どのような副作用ふくさようが予想よそうされるかは、医師いしに相談そうだんしてください。

インスリンや他ほかの糖尿病とうにょうびょうの薬くすりを使つかっているときは、血糖値けっとうちを何回なんかいもチェックして、次つぎのことをしてもらうために医師いしの診察しんさつを受うけることが大切たいせつです。

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