出血熱しゅっけつねつの大おおまかな説明せつめい

出血熱しゅっけつねつは、発熱はつねつに加くわえて、口くち、鼻はな、体内たいないの臓器ぞうきからの出血しゅっけつが起おきる、深刻しんこくなウイルス感染症かんせんしょうです。この種類しゅるいの感染症かんせんしょうは命いのちにかかわることがあります。

• 感染かんせんした人ひと、動物どうぶつ、昆虫こんちゅう、またはその唾液だえき、尿にょう、ふん、血液けつえきなどの体液たいえきにさわることで、この感染症かんせんしょうにかかる可能性かのうせいがあります。

• 医師いしは血液検査けつえきけんさをして、出血熱しゅっけつねつかどうかを判断はんだんします。

• 出血熱しゅっけつねつを治なおせる薬くすりはないので、医師いしは症状しょうじょうを治療ちりょうし、水分すいぶんを与あたえて、臓器ぞうきがうまく働はたらくようにします。

• ときには、抗こうウイルス薬やくも試ためします。

出血熱しゅっけつねつはウイルスによって引ひき起おこされます。出血熱しゅっけつねつは、次つぎのものからなる一連いちれんのウイルス感染症かんせんしょうです：

• アフリカの一部いちぶ地域ちいきでのエボラ

• 西にしアフリカでのラッサ熱ねつ

• アジアと南みなみアメリカでのデング熱ねつ

• アメリカ、中南米ちゅうなんべい、ヨーロッパ、韓国かんこくでのハンタウイルス感染症かんせんしょう

• アフリカと南みなみアメリカの熱帯ねったい地域ちいきでの黄熱おうねつ

これらのウイルスのせいで、血液けつえきが血管けっかんから体内たいないにもれ出だして：

• 皮膚ひふの下したや口くち、鼻はな、臓器ぞうきからの出血しゅっけつを引ひき起おこします。

出血しゅっけつといっしょに、次つぎのようなほかの症状しょうじょうもみられます：

• 発熱はつねつ

• 筋肉きんにくと体からだの痛いたみ

• 疲つかれと筋力低下きんりょくていか

• 重おもい場合ばあいには、昏睡こんすい、ショック、肺はい、肝臓かんぞう、腎臓じんぞうの機能不全きのうふぜん