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長期または慢性の疲労の主な一般的原因および特徴

長期または慢性の疲労の主な一般的原因および特徴

原因

一般的な特徴*

検査

血液疾患またはがん

活動中の息切れを伴う運動耐容能(耐えられる運動の量)の低下(活動から予想される以上に大きい)

ときに蒼白

血算

がん(消化管がん 消化器系の腫瘍 さらに読む 肺がん 肺がん 肺がんの最も一般的な原因は喫煙です。 よくみられる症状は、持続性のせき、または、性状が変化する慢性的なせきです。 肺がんの大部分は胸部X線検査で発見できますが、他の画像検査や生検をさらに行う必要があります。 肺がんの治療には、手術、化学療法、分子標的療法、放射線療法のいずれも用いられます。... さらに読む 肺がん 白血病 白血病の概要 白血病は、白血球または成熟して白血球になる細胞のがんです。 白血球は骨髄の幹細胞から成長した細胞です。ときには成長がうまくいかずに、染色体の一部の並びが変化してしまうことがあります。こうして異常となった染色体により正常な細胞分裂の制御が失われ、この染色体異常がある細胞が無制限に増殖するようになったり、細胞がアポトーシス(不要になった細胞が... さらに読む リンパ腫 リンパ腫の概要 リンパ腫とは、リンパ系および造血器官に存在するリンパ球のがんです。 リンパ腫は、リンパ球と呼ばれる特定の白血球から発生するがんです。この種の細胞は感染を防ぐ役割を担っています。リンパ腫は、Bリンパ球やTリンパ球のいずれの細胞からも発生する可能性があります。Tリンパ球は免疫系の調節やウイルス感染に対する防御に重要です。Bリンパ球は抗体を産生... さらに読む リンパ腫の概要 多発性骨髄腫 多発性骨髄腫 多発性骨髄腫は形質細胞のがんで、異常な形質細胞が骨髄や、ときには他の部位で、制御を失った状態で増殖する病気です。 骨の痛みや骨折が発生することが多く、腎臓障害、免疫機能の低下(易感染状態)、筋力低下、錯乱などがみられることもあります。 血液検査や尿検査で各種の抗体の量を測定することで診断が下され、骨髄生検によって確認されます。... さらに読む 多発性骨髄腫 など)

広範囲のリンパ節の腫れ、体重減少、寝汗

多発性骨髄腫では、腰痛またはその他の骨痛(しばしば夜間に重度となる)

血算

感染症

ときに黄疸、食欲減退、腹水

肝機能を調べたり、肝炎ウイルスを特定したりするための血液検査

ときに肝生検

脾臓やリンパ節の腫れ、発熱、寝汗

ときに、サイトメガロウイルスに対する抗体を調べる血液検査

発熱や寝汗

ときに関節痛

通常、心雑音が聞かれる人または薬物を静脈に注射する人にみられる

血液サンプルの培養検査、心エコー検査

発熱、寝汗、頻繁な感染症

ときに呼吸困難、せき、下痢、発疹

HIV血液検査

最近ののどの痛み、リンパ節の腫れ

単核球症の血液検査

その他の感染症(例えば、ヒストプラズマ症 ヒストプラズマ症 ヒストプラズマ症は、ヒストプラズマ・カプスラツム Histoplasma capsulatumという真菌によって引き起こされる感染症です。主に肺に生じますが、全身に広がることもあります。 ヒストプラズマ症は、この真菌の胞子を吸い込むことで起こります。 多くの人では症状が出ませんが、体調が悪くなったり、発熱やせき、ときには呼吸困難が生じる人... さらに読む ヒストプラズマ症 などの真菌性肺炎、寄生虫感染症 寄生虫感染症の概要 寄生虫感染症は開発が進んだ地域よりも開発途上の地域や農村部で多くみられます。 開発が進んだ地域では、寄生虫感染症は移民や帰国した旅行者、免疫機能が低下している人に起こります。 通常、寄生虫は口か皮膚から人体に侵入します。 医師は感染を診断するときに、血液、便、尿、たんや、その他の感染組織のサンプルを採取し、検査室へ送って調べてもらいます。... さらに読む 結核 結核 結核は、空気感染する細菌である結核菌 Mycobacterium tuberculosisによって引き起こされる、感染力の強い慢性感染症です。通常は肺が侵されます。 結核に感染するのは、主に活動性結核の患者によって汚染された空気を吸い込んだ場合です。 最もよくみられる症状はせきですが、発熱や寝汗、体重減少、体調不良を感じることもあります。... さらに読む 結核

発熱、寝汗、体重減少

ときに、せき、呼吸困難、喀血

可能性の高い感染症の種類に応じた検査

その他の病気および原因

息切れ、起座呼吸(横になると呼吸困難になり、起き上がると楽になること)、むくみ

腎機能を調べるための血液検査

発熱、寝汗、体重減少、関節痛、発疹、他の臓器病変(例えば、心臓や肺への影響)

異常な抗体の有無を確認するための血液検査

デコンディショニング

運動不足、寝たきり、または入院の経歴

医師の診察のみ

強いのどの渇き、排尿の増加、食欲亢進、説明のつかない体重の増加または減少

一晩絶食した後の血糖値の測定、ときにブドウ糖負荷試験

薬:抗うつ薬、従来の抗ヒスタミン薬、降圧薬、血液中のカリウム濃度を低下させる利尿薬、筋弛緩薬、レクリエーショナルドラッグ、鎮静薬

疲労を引き起こすことが分かっている薬の服用歴

医師の診察のみ

50歳以上の人における頭痛、ものを噛むときのあごの痛み、髪をとかすときの痛み、視力障害、筋肉痛

赤沈、側頭動脈生検

精神障害:不安 不安症の概要 不安は誰もが普通に経験する神経質、心配、困惑の感情です。不安は幅広い精神障害、例えば全般不安症、パニック症、恐怖症などでもみられます。このような障害はそれぞれ別のものですが、いずれも特に不安と恐怖に関連した苦痛と日常生活への支障を特徴としています。 不安に加え、患者が息切れ、めまい、発汗、心拍数の上昇、ふるえなどの身体症状を経験することも... さらに読む うつ病 うつ病 うつ病とは、日常生活に支障をきたすほどの強い悲しみを感じているか、活動に対する興味や喜びが低下している状態です。喪失体験などの悲しい出来事の直後に生じることがありますが、悲しみの程度がその出来事とは不釣り合いに強く、妥当と考えられる期間より長く持続します。 遺伝、薬の副作用、つらい出来事、ホルモンなど体内の物質の量の変化、その他の要因がう... さらに読む 薬物嗜癖 レクリエーショナルドラッグと中毒性薬物 さらに読む (しへき)、パニック症 パニック発作とパニック症 パニック発作とは、極めて強い苦痛、不安、恐怖などが突然現れて短時間で治まる発作のことで、身体症状や精神症状を伴います。パニック症(パニック障害とも呼ばれます)では、パニック発作が繰り返し生じることで、将来の発作に対して過度の不安を覚えるようになったり、発作を引き起こす可能性のある状況を回避するための行動変化がみられたりします。... さらに読む 身体化障害 身体症状症および関連症群 さらに読む (主に不安によって引き起こされる身体症状)

不安、悲しみ、食欲減退、原因不明の睡眠障害

身体化障害では、身体症状への過剰なとらわれ

医師の診察のみ

暑さにさらされることによって悪化する疲労

神経系の機能不全症状(しびれ、協調運動障害、筋力低下など)の既往(特に複数回にわたってみられた場合)

脳や脊髄のMRI検査

妊娠

月経周期の停止、乳房の圧痛、つわり、腹部の腫れ

妊娠検査

睡眠検査室での検査(睡眠ポリグラフ検査)

寒さに弱くなる、体重増加、便秘、皮膚の荒れ

甲状腺機能の血液検査

体重減少

ときに食欲減退、悪臭のする便、腹痛、またはこれらの組合せ

医師の診察

ときにその他の検査

原因不明の病気

のどの痛み、休息感の得られない睡眠、集中または短期記憶の困難、筋肉痛、関節痛、頭痛、首やわきの下のリンパ節の圧痛

医師の診察のみ

長期で広範囲にわたる関節以外の場所の筋肉と骨の痛み、トリガーポイント、下腹部痛、ガス、腹部膨満、便秘または下痢、片頭痛、不安

医師の診察のみ

*この欄には症状や診察の結果などが示されています。ここに示されている特徴は典型的なものですが、常に当てはまるわけではありません。

HIV = ヒト免疫不全ウイルス;MRI = 磁気共鳴画像。