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薬用ハーブと肝臓

薬用ハーブと肝臓

一部の薬用ハーブ(健康増進のために使用される植物の一部分)には、肝臓に損傷を与える可能性のある物質が含まれています。口から摂取された物質はすべて肝臓で処理されるため、肝臓は主な標的になります。

ピロリジジンアルカロイド:数百種類のハーブに含まれるピロリジジンアルカロイドは、肝臓に損傷を与えることがあります。そのようなハーブとしては、ルリジサやコンフリーのほか、特定の漢方薬、例えば紫根(ムラサキ)、款冬花(フキタンポポ)、千里光(キク科セネキオ属の植物)、フジバカマ(ヒヨドリバナ Eupatorium属の植物)などがあります。紅茶に使われる一部のハーブは、ピロリジジンアルカロイドを含んでいます。牛乳やハチミツ、シリアルにピロリジジンアルカロイドが混入していて、知らないうちに摂取することもあります。

ピロリジジンアルカロイドは、少量を長期にわたって摂取すると、徐々に肝臓に損傷を与えることがあります。大量に摂取すると、より速やかに損傷が起こる可能性があります。肝静脈が詰まって、肝臓からの血流が妨げられることがあります。

その場合、腹痛や嘔吐がみられることがあります。腹部や脚には体液の貯留がみられます。最終的には、肝臓の組織が瘢痕化し(肝硬変)、肝不全を起こし、死に至ることもあります。

その他のハーブ:アトラクチリス・グミフェラ Atractylis gummifera、チャノキ Camellia sinensis(緑茶や紅茶に使用される)、クサノオウ(ケシの仲間)、チャパラル、ニガクサ、金不換、カヴァ、マオウ(エフェドラ Ephedra)、ヤドリギ、ペニーロイヤルオイル(紅茶用)、小柴胡湯(数種類のハーブを混合したもの)などのハーブによって肝傷害が起こることもあります。