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小児の体温の測り方

小児の体温の測り方

小児の体温は、直腸、耳、口、額(ひたい)、わきの下で測ることができます。デジタル式体温計が使用できます。デジタル式体温計は計測がより簡単で、結果も早く出ます(通常は、計測可能になったら音などで知らせてくれます)。ガラス製の水銀体温計は壊れて水銀が漏れ、水銀に触ったりする危険性があるため、使用は勧められません。

直腸温が最も正確です。これは直腸温が小児の体内の温度に最も近いためです。直腸温を測る場合は、体温計の球部に潤滑剤を塗らなくてはいけません。直腸温を測るには、小児をうつ伏せに寝かせてから、体温計を直腸の中に1.25~2.5センチメートルほどそっと差し込みます。小児が動かないようにしておく必要があります。

耳内温を測るには、鼓膜からの赤外線を測定する電子式の体温計を用います。耳内温は生後3カ月未満の乳児の場合は信頼性がありません。耳内温を測るには、体温計のプローブで耳の開口部周辺をしっかり閉じてから、スタートボタンを押します。すると体温がデジタル表示されます。

口腔温は、デジタル式体温計を小児の舌の下に置いて測ります。口腔温の結果は信頼できますが、幼児での測定は難しくなります。幼児にとって、正確な測定をするために体温計を口に入れながらそっと口を閉じ続けるのは容易ではないからです。口腔温を正確に測れる年齢は小児によって違いますが、一般的には4歳を過ぎてからになります。

前額部深部温を測るには、額の動脈(側頭動脈)からの赤外線を測定する電子式の体温計を用います。前額部深部温を測る場合、スキャンボタンを押しながら、髪の生え際から生え際まで額を横切るように体温計の先端部を軽く動かします。すると体温がデジタル表示されます。前額部深部温は、直腸温ほど正確ではなく、生後3カ月未満の乳児では特に正確性が低くなります。

腋窩温は、デジタル式体温計を小児のわきの下に直接差し込んで測ります。腋窩温は他の計測法より正確ではないため(通常は大幅に低い結果が出るうえ、ばらつきが大きい)、医師はまれにしか腋窩温を使いません。しかし、養育者が直腸温の測定を煩わしく思い、耳用や額用の体温計がない場合、体温をまったく測らないよりは腋窩温を測る方がよいでしょう。