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外国旅行のためのワクチン接種*,†,‡

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感染症

ワクチン接種が推奨される地域

備考

発展途上国全般

少なくとも6カ月の間隔をおいて2回接種します。初回接種で6~12カ月、2度目の接種で生涯にわたり予防効果が続きます。

発展途上国全般(B型肝炎は中国で特に多い)

6カ月間にわたり3回に分けて接種します。このワクチンは長期滞在者やすべての医療従事者に推奨されます。

熱帯地域では1年を通して、北半球では10月から4月、南半球では4月から9月

このワクチンは、生後6カ月以上のすべての人に推奨されます。

日本脳炎

アジアおよび南アジア全般の農村地域、特に田園地帯や養豚場のある地域

少なくとも28日の間隔を空けて2回接種します。

このワクチンは、妊婦には推奨されません。

農村地域に住む人や長期間(1カ月以上)滞在する人は、リスクが高くなります。

髄膜炎菌感染症

サハラ以南アフリカ北部のマリからエチオピアにかけて(髄膜炎ベルト)

世界中(特に密集した居住環境[学生寮など])

髄膜炎ベルトにおける感染リスクは乾季(12月~6月)に高まります。

ハジやウムラ巡礼中にサウジアラビアに入国する際にワクチン接種が求められます。

米国を含む世界各国

農村地域でキャンプする人、獣医、へき地に住む人、野外研究者など動物に咬まれるリスクのある人にワクチン接種が勧められます。

この予防接種をしていても、動物に咬まれた後には予防効果を高めるための追加接種が必要です。

妊娠中の接種は感染リスクが高い場合にのみ行われます。

発展途上国全般、特に南アジア(インドを含む)

2種類のワクチンがあります。

単回注射:2年間の予防効果があり、妊婦では錠剤より安全であると考えられています。

錠剤:2日毎に1錠、合計で4錠の接種が必要です。錠剤の予防効果は5年続きますが、妊婦への接種は安全ではありません。

南米およびアフリカの熱帯地域

まれな病気ですが、多くの国で入国時の予防接種の証明が求められています。§

妊婦への接種は安全ではありません。

高齢者では副作用のリスクが高くなります。§

旅行者は上記の予防接種に加え、麻疹(はしか)、ムンプス(流行性耳下腺炎)、風疹、破傷風、ジフテリア、ポリオ、肺炎球菌感染症、水痘(水ぼうそう)などの予防接種について、その時点で受けておくべきものがあれば受けておく必要があります。

すべての推奨は変更されることがあります。最新の推奨については、米国疾病予防管理センターにご相談ください( www.cdc.govまたは800-CDC-INFO [800-232-4636])。

§世界保健機関は10年毎の追加接種をもはや推奨していません。1回の接種で生涯にわたる十分な予防効果が得られるとされています。しかしながら、この推奨は全世界的にはまだ認知されていません。ワクチン接種を受けてから10年以上経過した旅行者(特に高齢者)が、10年以内のワクチン接種の証明が必要な国へ渡航する場合、黄熱予防接種を免除するように、主治医に「予防接種または予防薬の国際証明書(通称イエローカード)」の免除項目に記入してもらうことを検討できます(黄熱ウイルスにさらされるリスクが高い場合を除く)。ただし、国境でその免除が認められないという理論上のリスクはあります。