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避妊法の比較

避妊法の比較

方法

簡便性

副作用

ほかに考慮すべき点

ホルモン剤による方法

インプラントによる避妊では、3年に1回の頻度で処置を受ければよい。

プロゲスチンを含有する小さな棒状のインプラントを医師が対象者の腕の内側の皮膚の下に挿入する。

月経不順または無月経(最初の年)

頭痛と体重増加

使用に関する制限事項は、全般的にエストロゲンを使用する避妊法よりも少ない。

インプラントの抜去には切開が必要である。

3カ月に1回の頻度で医師が注射する。

不正出血(月経の回数が多いまたは少ない、時間経過とともに頻度は減少)

2年後、しばしば注射使用中の無月経

体重増加、頭痛、一時的な骨密度の低下

この方法により、子宮体がん(子宮内膜がん) 子宮体がん 子宮体がんは、子宮の内側を覆っている子宮内膜という組織から発生するため、子宮内膜がんとも呼ばれています。 子宮内膜がんは通常は閉経後に発生します。 ときに異常な性器出血(不正出血)を引き起こします。 診断には、子宮内膜から採取した組織サンプルを検査します(生検)。 通常は子宮、卵巣、卵管およびときに近くのリンパ節を切除します。手術後には放... さらに読む 子宮体がん 骨盤内炎症性疾患 骨盤内炎症性疾患(PID) 骨盤内炎症性疾患は、女性の上部生殖器(子宮、卵管、および卵巣)の感染症です。 骨盤内炎症性疾患は感染しているパートナーとの性交時に感染します。 典型的には、下腹部痛、おりもの、不規則な性器出血(不正出血)が生じます。 診断は、症状と子宮頸部および腟から採取した分泌物の検査結果のほか、ときに超音波検査の結果に基づいて下されます。... さらに読む 骨盤内炎症性疾患(PID) 鉄欠乏性貧血 鉄欠乏性貧血 鉄欠乏性貧血は、赤血球の産生に必要な鉄の貯蔵量の不足や欠乏によって起こります。 過剰な出血が最も一般的な原因です。 脱力感や息切れを覚えたり、顔が青白くなったりします。 血液検査で鉄分の量が測定できます。 鉄分の量を回復させるために、鉄剤が用いられます。 さらに読む のリスクが低下する。

レボノルゲストレル放出IUDは、種類に応じて3年または5年に1回の頻度で処置を受ければよい。

挿入および抜去は医師が行う。

不正出血または無月経

まれに子宮穿孔

IUDが脱落することがある。

通常は毎日服用する必要がある。

混合型経口避妊薬(エストロゲンとプロゲスチン)の場合は、3週間にわたり毎日服用した後、1週間にわたり活性のない錠剤を毎日服用する。

プロゲスチン単独の経口避妊薬の場合は、毎日同じ時間に服用する。

次の新しい処方を受けるため定期的に受診する必要がある。

混合型経口避妊薬:破綻出血(通常は使用して最初の数カ月間のみ)

吐き気、腹部膨満、体液貯留、血圧の上昇、乳房の圧痛、頭痛、体重増加

血栓リスクの上昇

プロゲスチン単独の経口避妊薬:避妊用インプラントと同様の副作用

喫煙習慣のある35歳以上の女性は経口避妊薬を服用してはならない。

経口避妊薬を服用している女性の方が、月経痛 月経痛 月経痛とは、月経の数日前、月経中、または月経後に体幹の最下部(骨盤部)に生じる痛みです。痛みは、月経開始から約24時間後に最も強くなり、2~3日後に治まる傾向にあります。普通は締めつけるような痛みや鋭い痛みが起きたり消えたりしますが、鈍い痛みが続くこともあります。痛みが腰や脚に広がることもあります。... さらに読む 月経前不快気分障害 月経前不快気分障害 うつ病とは、日常生活に支障をきたすほどの強い悲しみを感じているか、活動に対する興味や喜びが低下している状態です。喪失体験などの悲しい出来事の直後に生じることがありますが、悲しみの程度がその出来事とは不釣り合いに強く、妥当と考えられる期間より長く持続します。 遺伝、薬の副作用、つらい出来事、ホルモンなど体内の物質の量の変化、その他の要因がう... さらに読む (月経前症候群の重いもの)、にきび、異常子宮出血 異常子宮出血(AUB) 異常子宮出血は、ホルモンによる月経のコントロールが変化することによって起こる異常な出血です。 出血の回数が多い、周期が不規則である、持続期間が長い、量が多いなどの状態をいいます。 身体診察や超音波検査、その他の検査によって通常の性器出血の原因が除外された場合に、この病気と診断されます。... さらに読む 異常子宮出血(AUB) を起こしにくい。また、骨粗しょう症 骨粗しょう症 骨粗しょう症とは、骨密度の低下によって骨がもろくなり、骨折しやすくなる病態です。 加齢、エストロゲンの不足、ビタミンDやカルシウムの摂取不足、およびある種の病気によって、骨密度や骨の強度を維持する成分の量が減少することがあります。 骨粗しょう症による症状は、骨折が起こるまで現れないことがあります。... さらに読む 骨粗しょう症 といくつかの種類のがん(子宮内膜がんや卵巣がん 卵巣がん 卵巣がんでは、病巣が大きくなるか、範囲が広がるまで、症状がみられないことがあります。 卵巣がんの疑いがある場合は、血液検査、超音波検査、MRI検査、CT検査などを行います。 通常は、左右の卵巣および卵管と子宮を切除します。 多くの場合、手術後に化学療法が必要になります。 (女性生殖器のがんの概要を参照のこと。) さらに読む など)を発症する可能性も低くなる。

3週間にわたり毎週新しいパッチ剤を貼り、その後1週間は貼らない。

次の新しい処方を受けるため定期的に受診する必要がある。

経口避妊薬と同様

貼り付けた部位の皮膚の刺激感

制限事項は経口避妊薬と同様。

パッチ剤の使用を始める時期によっては、使用して最初の1週間は他の避妊法を併用する必要がある。

3週間に1回、女性が自分でリングを挿入する。その後取り出し、1週間は使用しない。あるいは、4週間または5週間までリングを入れておき、その後取り出して新しいものを入れることも可能。リングは毎回新しいものに交換する。

次の新しい処方を受けるため定期的に受診する必要がある。

大体は経口避妊薬と同じ(ただし一般的に腟リングでは不正出血の頻度は少ない)

制限事項は経口避妊薬と同様。

リングの使用を始める時期によっては、使用して最初の1週間は他の避妊法を併用する必要がある。

リングは脱落することもある。脱落しても3時間以内に再び挿入すれば、他の避妊法は必要ない。

バリア法

性交の最大40時間前に女性が子宮頸管キャップを挿入することができる。性交後少なくとも6時間は入れておく必要があるが、48時間を超えてはいけない。

アレルギー反応や皮膚の刺激感

この方法は月経中は使用できない。

毎回性交の直前に男性がコンドームを装着する。

女性用のコンドームは腟に挿入し、その中に陰茎(ペニス)を慎重に導き入れる。

コンドームは1回使用したら廃棄する。

コンドームは市販されている。

アレルギー反応や刺激感

ラテックス製のコンドームは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症を含むすべての一般的な性感染症(STD)の予防策にもなる唯一の避妊法である。ポリウレタン、ポリイソプレン、シリコンゴムなどの合成素材でできたコンドームにも感染を予防する効果はある程度あるが、ラテックス製よりも薄いため裂けやすいという欠点がある。

コンドームで避妊効果を得るには、正しく使用する必要がある。

セックスパートナーが正しい使用方法を守り、協力することが必要である。

性交前に女性がスポンジを挿入する。スポンジは、前もって挿入しておくことができ24時間効果がある。性交後6時間以上はそのままにしておき、1回使用したら廃棄する。

スポンジは市販されている。

アレルギー反応や腟の乾燥または刺激感

スポンジを取り出すのが難しいことがある。30時間後に取り出さなければならない。

スポンジはペッサリーほど効果的ではない。

性交前に女性がペッサリーを挿入する。ペッサリーは少なくとも6~8時間入れておく必要があり、24時間まで入れておいてもよい。ほとんどのペッサリーでは、少なくとも1年に1回および出産後に医師がペッサリーを調整し、合っているかチェックする。SILCSペッサリーは例外で、このペッサリーは、医師による調整が不要の1サイズのみのバリア式避妊具である。

ペッサリーと殺精子剤のクリームやゼリーを併用すると、ペッサリーの挿入時に周囲がクリームやゼリーで汚れることがある。

アレルギー反応、刺激感、尿路感染症

ペッサリー挿入後の2回目以降の性交時には、そのたびにクリームやゼリーを追加してから挿入する。

その他の方法

銅付加IUD

銅付加IUDの種類に応じて10年に1回の頻度で処置を受ければよい。

挿入および抜去は医師が行う。

出血または痛み

まれに子宮穿孔

IUDが脱落することがある。

女性が以下の方法により妊娠可能日の記録をつけていく

  • カレンダーを使用する

  • 頸管粘液をほぼ毎日チェックする

  • 頸管粘液、体温、その他の症状をほぼ毎日チェックする

なし

この方法では女性がしっかりとチェックを行うことが重要になる。また、1カ月のうち数日間は性交を避ける必要がある。月経周期が不規則な女性では効果が低下する。

抜去法(腟外射精)

男性が射精前に陰茎を腟から抜去する。

自制と正確なタイミングが必要である。

なし

精子は射精前にも放出される可能性があり、また男性が射精前に抜去しないこともあるため、この方法は他の方法より効果が低い。