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にきびの治療に用いられる薬剤

にきびの治療に用いられる薬剤

薬剤

副作用

備考

細菌を殺す薬剤(外用薬)

クリンダマイシン

下痢(まれ)

炎症性腸疾患の患者では使用しない

エリスロマイシン

副作用は強くない

耐性菌が生じることが多い

過酸化ベンゾイル

皮膚の乾燥

衣服や毛が脱色することがある

アレルギー反応(まれ)

エリスロマイシンまたはクリンダマイシンと併用した場合に特に有効

毛孔の詰まりを取る薬剤(外用薬)

トレチノイン

皮膚の刺激感

皮膚の日光過敏

トレチノインによる治療では、使用開始後ににきびが悪化したように見え、改善がみられるまで3~4週間かかることがある

日光にあたる際に保護効果の高い衣類の着用と日焼け止めの使用が必要

妊娠中は使用を避ける

タザロテン

皮膚の刺激感

皮膚の日光過敏

タザロテンによる治療では、使用開始後ににきびが悪化したように見え、改善がみられるまで3~4週間かかることがある

日光にあたる際に保護効果の高い衣類の着用と日焼け止めの使用が必要

妊娠中は使用を避ける

アダパレン

皮膚が赤くなり、熱感が生じる

日光に対して過敏になる

トレチノインと同じくらい有効だが、刺激感が少ない

日光にあたる際に保護効果の高い衣類の着用と日焼け止めの使用が必要

アゼライン酸(Azelaic acid

肌の色が薄くなることがある

刺激感は最小限

単独またはトレチノインと併用で使用する

皮膚の色を薄くする作用があるため、皮膚の色が濃い人が使用する際には注意が必要であるが、治癒後も色が濃いままになった部分を薄くするのに役立つことがある

グリコール酸

チクチク感

軽度の刺激感

処方薬に加え、市販薬のクリーム、ローション、溶液が使用される

サリチル酸

チクチク感

軽度の刺激感

処方薬に加え、市販の洗浄液、ピーリング剤、マスク、ローションが使用される

細菌を殺す薬剤(内服薬)

テトラサイクリン

皮膚が日光過敏になる

安価で安全だが、空腹時に服用する必要がある

日光にあたる際に保護効果の高い衣類の着用と日焼け止めの使用が必要

ドキシサイクリン

皮膚が日光過敏になる

日光にあたる際に保護効果の高い衣類の着用と日焼け止めの使用が必要

ミノサイクリン

頭痛

めまい

皮膚の変色

最も有効な抗菌薬だが高価

エリスロマイシン

胃の不調

エリスロマイシンには耐性菌が生じることが多い

毛孔の詰まりを取る薬剤(内服薬)

イソトレチノイン(isotretinoin

胎児の発育に有害な影響を及ぼすことがある

血球、肝臓、脂質(中性脂肪[トリグリセリド]とコレステロール)の検査値に影響を及ぼすことがある

ドライアイ、唇の荒れ、粘膜の乾燥

高用量では大きな関節や腰の痛みやこわばり

うつ病、自殺念慮、自殺企図、(まれに)自殺既遂との関連がみられるが、イソトレチノインが実際の原因かどうかは不明

炎症性腸疾患(クローン病および潰瘍性大腸炎)の発症または悪化との関連性は不明

性的に活動的な女性では、イソトレチノイン(isotretinoin)の服用開始前と服用中は月1回のペースで妊娠検査を行い、さらに服薬開始の1カ月前から2種類の避妊法を使用するか性行為を控え、それを服用中と服用中止から1カ月後まで継続することが必要

血液検査により、薬が血球、肝臓、脂質濃度に影響を与えていないか調べることが必要