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自殺への介入:全米自殺予防ライフライン(National Suicide Prevention Lifeline)

自殺への介入:全米自殺予防ライフライン(National Suicide Prevention Lifeline)

自殺をほのめかす人は危機的な状況にあります。全米自殺予防ライフライン(1-800-273-TALK、米国のみ)は、米国全土でそのような人に対して危機介入を行っています(訳注:日本では、こころの健康相談統一ダイヤル[0570-064-556 ナビダイヤル:電話をかけた所在地の公的な相談機関につながります]、厚生労働省のホームページ「まもろうよこころ」https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/ を参照してください。または、#いのちSOS 0120-061-338[特定非営利活動法人 自殺対策支援センターライフリンク]、子どもの場合は、24時間子どもSOSダイヤル[0120-0-78310]などがあります)。自殺予防センターでは、特別な訓練を受けたボランティアのスタッフがその任にあたっています。

自殺のおそれのある人がホットラインに電話をかけてきた場合、スタッフは以下の対応を取ります。

  • その人と関係を築くことを試み、名前を繰り返し呼ぶなどして、自分のアイデンティティを思い出させる。

  • 自殺の危機をもたらした問題に対して建設的な助言をし、解決に向けて前向きに行動するよう励ます。

  • 自殺の衝動に駆られている人が緊急に専門家と直に会って援助が受けられるように手配する。

ときに、すでに自殺行為に及んでしまった(薬物を過剰摂取した、ガス栓を開いたなど)、今から自殺しようと思っている、などという電話が入ることがあります。そのような場合は、対応するスタッフは住所を聞き出そうと試みます。聞き出せないときは、別のスタッフが警察と連絡を取って電話を逆探知し、救助を試みます。可能であれば、警察が到着するまで電話で会話を続けます。