原因 | 一般的な特徴* | 検査 |
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がん( 食道がん 食道がん 食道がんは、 食道(のどと胃をつなぐ管)の壁の内側を覆っている細胞から発生します。 特定の種類の食道がんでは、タバコの使用と飲酒、ヒトパピローマウイルス感染、特定の食道の病気が主要な危険因子です。 典型的な症状としては、嚥下(えんげ)困難、体重減少、後に痛みがよくみられます。 診断は内視鏡検査の結果に基づいて下されます。... さらに読む | 慢性の漠然とした不快感 後に、食道がんによる嚥下困難や胃がんによる早期満腹感 体重減少 | 上部消化管内視鏡検査(内視鏡と呼ばれる観察用の柔軟な管状の機器を用いた食道、胃、十二指腸の検査) 腹部CT検査 |
冠動脈虚血(冠動脈への血流が不十分) | ときに運動時に症状が生じる場合にみられる 心疾患の危険因子(高血圧、糖尿病、コレステロール高値など) | 心電図検査 心電図検査 心電図検査は心臓の電気刺激を増幅して記録する検査法で、手早く簡単に行える痛みのない方法です。この記録は心電図と呼ばれ、以下に関する情報が得られます。 心臓の1回1回の拍動を引き起こしている、ペースメーカーとしての部分(洞房結節、洞結節) 心臓の神経伝導経路 心拍数や心拍リズム 心電図では、心臓が拡大していること(通常の原因は... さらに読む 血液検査 ときに負荷試験 |
薬(ビスホスホネート系薬剤、エリスロマイシン、他のマクロライド系抗菌薬、エストロゲン、鉄剤、非ステロイド系抗炎症薬[NSAID]、カリウムなど) | 消化不良を引き起こす薬を服用している場合にみられる 薬を服用した直後に症状が発生 | 医師の診察 |
ときに液体と固形物の嚥下困難 | ||
胸やけやときに胃酸または胃内容の口腔内への逆流 ときに横になると症状が誘発される 制酸薬で緩和する | 医師の診察 ときに、胃酸分泌を抑制する薬による治療を試す ときに上部消化管内視鏡検査 | |
食事の前に発生し、食事または制酸薬、ヒスタミンH2受容体拮抗薬、プロトンポンプ阻害薬(PPI)の服用により軽減することがある灼熱痛またはさしこみ痛 夜に目覚めることがある | 医師の診察 ときに上部消化管 内視鏡検査 内視鏡検査 内視鏡検査とは、柔軟な管状の機器(内視鏡)を用いて体内の構造物を観察する検査です。チューブを介して器具を通すことができるため、内視鏡は多くの病気の治療にも使うことができます。 口から挿入する内視鏡検査では、食道(食道鏡検査)、胃(胃鏡検査)、小腸の一部(上部消化管内視鏡検査)が観察できます。上部消化管内視鏡検査を受ける場合は、のどの感覚を... さらに読む ときにヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)感染の検査 | |
胃内容の排出不良(胃不全麻痺)、通常は糖尿病、結合組織疾患、神経疾患など別の病気に起因 | 吐き気、腹痛、ときに嘔吐 早期満腹感 ときに原因疾患が確認されている場合にみられる | |
*この欄には症状や診察の結果などが示されています。ここに示されている特徴は典型的なものですが、常に当てはまるわけではありません。特徴は原因間で重複しています。 | ||
CT = コンピュータ断層撮影 |