市中肺炎の治療

重症度

使用される薬剤

備考

軽度の肺炎で、それ以外は健康で危険因子*がない患者

アモキシシリン

アジスロマイシン

クラリスロマイシン

ドキシサイクリン

薬剤は経口投与。

自宅で治療。

軽度の肺炎で、危険因子*がある患者

アモキシシリン

アモキシシリン/クラブラン酸

アジスロマイシン

セフポドキシム

セフロキシム

クラリスロマイシン

ドキシサイクリン

レボフロキサシン

モキシフロキサシン

薬剤は通常経口投与。

しばしば複数の薬剤を使用。

自宅で治療。

中等度の肺炎

または

自分自身の世話ができない肺炎患者

アジスロマイシン

セフォタキシム

セフトリアキソン

レボフロキサシン

モキシフロキサシン

通常は病院で薬剤を静脈内投与。

しばしば複数の薬剤を使用。

重度の肺炎で、危険因子*が多い患者

中等度の肺炎で使用する薬剤の一部

アズトレオナム

セフェピム

シプロフロキサシン

イミペネム + シラスタチン

メロペネム

ピペラシリン/タゾバクタム

通常は集中治療室で薬剤を静脈内投与。

通常、複数の薬剤を使用。

*危険因子としては、心臓または肺の病気、がん、アルコール依存症、65歳以上の高齢、最近の抗菌薬の使用、免疫系の機能低下(例えば、エイズ、臓器移植、免疫系を抑制する薬の使用によるもの)などがあります。

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