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左右の瞳孔の大きさが異なることの主な原因と特徴

左右の瞳孔の大きさが異なることの主な原因と特徴

原因

一般的な特徴*

アディ(緊張性)瞳孔(瞳孔が光に反応して正常に収縮しない病態)

片方または両方の瞳孔が異常に大きく、光に反応して完全に収縮せず、光に反応して収縮した後ゆっくり散大する

このほかに症状はない

アーガイル・ロバートソン瞳孔

瞳孔が光に対してよりも、近くのものを見る際(医師が自らの指を患者の眼に近づけていくような場合)に収縮

梅毒の病歴

瞳孔の先天異常

この特徴は生涯続く

通常、その他の先天異常もある

化学物質や薬(スコポラミンパッチ、コカイン、ピロカルピン、動物用のノミ取り首輪またはスプレー、イプラトロピウムまたはチオトロピウムなどの喘息またはCOPD治療用のエアロゾル、有機リン系殺虫剤)が眼に接触すること

これらの物質を使用していた人またはこれらの物質に接触した人にみられる

ときに、対象物(特に近くの物)に焦点を合わせられない

顔の片側で、まぶたが垂れ下がり、瞳孔が小さく暗いところに移動してもなかなか大きくならず、発汗が減少する

ホルネル症候群の原因が病気(片頭痛や肺腫瘍など)またはけがであれば、その他の症状

眼のけがまたは眼の手術

眼のけがまたは眼の手術をした人にみられる

ときに、明るい光を見たときの痛み、眼が赤くなる

生理的瞳孔不同(左右の瞳孔の大きさがもともと異なること)

かなり以前からある

診察で他の症状または異常がみられない

瞳孔の大きさの違いが約1ミリメートル未満で、瞳孔は光に反応して正常に収縮する

複視やまぶたの垂れ下がり

ときに、頭部損傷を受けた人、または、脳に血液を供給する動脈のこぶ(動脈瘤)、脳内の出血、血管に影響を及ぼす糖尿病もしくは高血圧、あるいは脳腫瘍がある人にみられる

*特徴としては症状や診察結果を示しています。示されている特徴は典型的なものですが、常に認められるわけではありません。

COPD = 慢性閉塞性肺疾患。